芸能評論家・三杉武氏が「第8回AKB48選抜総選挙」を総括(3) 今年も見えた! AKB48グループの人気を支える姉妹グループメンバーの活躍!!
編集部
順位は落としたものの、2年連続で「アンダーガールズ」入りを果たした古畑、元ドラフト生で前年から順位を上げた惣田、昨年に研究生から「チームKⅡ」に昇格し、今年に初圏内入りにして31位にランクインした竹内については、今後の伸びしろもかなり期待でき、来年の「総選挙」でのさらなるステップアップが楽しみである。 一方、「NMB48」勢からは、エースの山本彩が昨年の6位から2つ順位を上げた4位で選抜入りを果たした。 選抜入りが山本1人という点に関しては正直、さみしい部分もある。
と言うのも、以前から複数のAKB48グループの関係者から、「『NMB48』はなかなかの逸材揃い」という声をよく聞いているからだ。 8月には、山本とともに1期生のエースとして結成時からグループを牽引してきた渡辺美優紀が卒業する。
人気メンバーの卒業はグループにとってピンチである反面、他のメンバーにとってはチャンスでもある。
今年の総選挙で24位に入った白間美瑠、33位に入った矢倉楓子といった次世代エースと呼ばれるメンバーたちが、渡辺の穴を埋め、山本を脅かすほどの存在になれるかが、今後のカギとなるだろう。
薮下柊、須藤凜々花、渋谷凪咲の3人にも要注目だ。 「HKT48」勢からは指原を筆頭に宮脇、兒玉遥の3人が選抜メンバー入り。
グループ結成当時のエースだった兒玉にとっては、悲願の選抜入りとなった。 また、矢吹奈子、冨吉明日香、田中美久、井上由莉耶、秋吉優花の5人が今年の「総選挙」で初圏内入りを果たした。
3年連続で「アンダーガールズ」入りしている朝長美桜、今年初圏内入りにして28位にランクインした矢吹奈子には、来年はぜひとも選抜入りを狙ってほしいところ。
18歳の朝長、15歳の矢吹がさらなる飛躍を遂げることで、AKB48グループ全体の活性化、新たな未来が見えてくる。 いずれにせよ、昨年はご当地開催での“追い風”も取り沙汰されたが、今年の結果を見るにつけて「HKT48」の勢いは来年以降も続きそうだ(「4」に続く)。 (文責/三杉武)