テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

【連載85】じゃんけんで芸能界デビューした強運の持ち主も! テレビ業界の運不運の法則

編集部
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「また電車が停まったよ…」 

  “一生分の運はみんな同じ”と聞いたことはないだろうか?
  事あるごとに耳にしてきた言葉であるが、この仕事をしていると「運」の総量は人によってかなり違っているのではないかと思うことが少なくない。

  まばゆいほどの輝きを放つスターを目の前にすると、それが確信に変わる。
  テレビで活躍しているタレントは間違いなく“強運”の持ち主だと思う。

  最初は誰でも自分たちと同じようにテレビを見る側の人間だ。
  それがある時から、テレビの向こう側の人間となり、次々と人気、名誉、財産を手にしていく。
  もちろん、実力あってのそうした結果ではあるが、運も大きく左右していると思うのは的外れなことではないと思う。

  例えば、たまたまテレビ番組の収録現場を見学していたというだけで、関係者の目に止まってタレントになった者や、単に足が速いという理由だけでレギュラー番組を勝ち取ったお笑い芸人もいる。

  かつては、オーディションの最終選考でじゃんけんに勝って、芸能界デビューした者だっているのだ。

  「そもそもの持っている運の総量が人より多いのか?」、それとも「運を引き寄せる力が異様に強いのか?」、どちらが人生を左右させているのか分からないが、芸能人は総じて運が強いと言えるだろう。

  さて、強運の持ち主もいれば、なぜここまで運がないのかという悲しきテレビマンも数多くいる。

  放送作家のKさんは、まだ1回も乗っていない新車のバイクを燃やされたことがある。
  買ったばかりの何10万円もするコートを盗まれ、真冬の寒空にシャツ1枚で帰宅したこともあった。

  Kさんが誰かの恨みを買っているのかどうかは謎だが、不運の引きが強い。

  女好きのMディレクターは、一緒に泊まりでロケに行っていることになっていたハズのスタッフから自宅に電話があり、奥さんに浮気がバレた。

  そのスタッフは、なかなか携帯電話に出ないMディレクターが編集の徹夜明けだったこともあり、どこかで倒れているのではないかと心配し、めったにかけることのない自宅に電話してしまったそうだ。

  心配してくれたということで、Mディレクターも怒るに怒れなかったが、結局このことがキッカケで離婚している。

  また、プロデューサーのHさんは自分が乗っている電車が事故やトラブルに遭う確率が異常に高い。

  会議の開始時間になってもHさんがいない場合は大抵これが原因で、冒頭のような言葉を寂しそうに電話口でつぶやくのだ。

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