テレビの裏側をコッソリ暴露! 謎の業界人集団「チーム・スパイス」の業界裏日誌

【連載28】テレビ業界で飽和状態の“さんぽ番組”! “仕込みなし”の魅力とデメリットとは?

編集部
  いかに視聴者を惹きつけることができる“画(=映像)”が撮れるかどうか、取材や下調べをし、集めたそれらの素材でシミュレーションしながら、ロケ台本を書く。
  例えばタレントが素人と絡むにしても、より濃いキャラクターが望ましいし、料理もオーソドックスなモノよりも見た目にインパクトがあったり、これから話題になりそうなメニューを紹介したい。
 
  それが、テレビマンとしての“性”である。

  逆に、何の印象も残りそうにない映像しか撮れなければ、編集の段階で苦しめられることになる。
  編集は、時に平凡な素材を魅力的に輝かせることもあるが、撮影してきた素材がつまらなければ、どう手を加えても、まったくどうにもならないことだってある。

  先程、番組で訪れた洋食屋では、あまり盛り上がった感じがしなかった。

「次はいい画が撮れますように」と心の中で祈りながら、オレは甘味処に入っていくタレントの後を追いかけた。

    本日の日直:業界歴16年 ディレクター(フリー)

・「チーム・スパイス」とは… メディアで活躍している、ディレクター、放送作家、アシスタントプロデューサー、スタイリスト、ヘアメイクなど数名で構成されている、謎の酒好きテレビ業界人集団。西麻布、三軒茶屋界隈などで、夜な夜な業界話に花を咲かせている。

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