北川昌弘の「美女&美少女的ドラマ独偏批評」その1

美女&美少女から見るドラマ評 夏ドラ期待の若手は吉岡里帆『健康で文化的な最低限度の生活』、松本穂香『この世界の片隅に』に注目!

編集部

 続いて松本穂香。

 昨年の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)で、有村架純演じる主人公の谷田部みね子が就職した、トランジスタラジオの組立工場の同僚で同じ乙女寮の仲間のメガネ女子・青天目澄子(なばため・すみこ)役で注目を浴びる。

 その後も『下北沢ダイ・ハード』(テレ東)第6話「未来からきた男」では、これまたメガネ女子のサブカルゲリラのリーダー・コヤマサラ役で、佐藤二朗演じる未来から来た男と対峙。一方、『コードネームミラージュ』(テレ東)21話「揺れル」では、犯罪者を襲撃しては動画をアップする自称“正義の味方”の若いカップル役で、これまた強烈な印象を残した。ちなみにこの2作品、同じ8月25日深夜のテレビ東京での放送だった…。

 そして今年になってauの“意識高すぎ!高杉くん”のCMで、ヒロインの松本さんとして活躍。

 これはいい流れと思っていたところへの今回の『この世界の片隅に』主演を、オーディションでゲット。

 2016年に公開されたアニメ映画版は、のん(旧芸名・能年玲奈)が主人公の声を担当して、異例のロングランを記録する大ヒットした同タイトル。日本アカデミー賞最優秀アニメ作品賞、キネマ旬報ベストテン日本映画第1位など、数多くの賞も受賞した話題作でもあり原作知名度も抜群です。さらに若手女優界最強とも言える二階堂ふみ、若手演技派の伊藤沙莉、正統派美少女・久保田紗友が共演するのもうれしい。

 太平洋戦争中の呉が舞台ということで、安易に見れる娯楽作品というわけではなく、連続ドラマとしてヘヴィ過ぎないか、ちょっと心配ではあるが、TBSの日曜劇場枠なので、制作体制はしっかりしているハズで、期待は充分、一気にブレイクの可能性大です。

 吉岡里帆と松本穂香の、今、最も勢いのある若手女優のドラマ対決にご期待下さい☆

北川昌弘(きたがわ・まさひろ)
1957年、北海道生まれ。成蹊大学卒業。美女&美少女ウォッチャー。執筆活動やメディアへ出演する一方、各地の芸能イベントでの取材活動を行い、アイドルランキング『T.P.ランキング』の資料収集に従事。1991年〜1992年オーディション番組『ゴールド・ラッシュ!』(フジ)の審査員。1996年〜『ザテレビジョン』ドラマアカデミー賞審査員。

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