インターハイ大阪府予選のハンドボール男子決勝戦が、波紋を呼んでいる。
インターハイ出場を懸けた大阪体育大学浪商高校(浪商)と桃山学院高校(桃高)の一戦。問題のプレーは後半13分。浪商の選手が桃高の選手に「ひじ打ち」をしたような場面があった。桃高の選手はうずくまって倒れたが、審判はボールを追っており見逃していて、そのままプレー続行。結果は29対28の1点差で浪商が優勝した。
このプレーに世間からは非難が噴出。「またかよ」「学生スポーツどうなってるんだ」「日大から続いているね」と浪商に対する目は厳しくなっている。浪商選手が試合前に「ぶっ殺す」などと発言したSNSも発見されている。
ただ、今回の出来事に両校の主張は対立しており、桃高側は「偶然当たったものではない」とし、浪商側は「当たったことは事実。故意の気持ちはない」と発言。どこに真実があるのか、議論と検証が繰り返されている。
実際にハンドボールは身体の接触が多い激しい競技ではある。ただ「SNS予告」という点など怪しい部分があるのも事実だ。
浪商のインターハイ出場にも影響が出そうな今回の事案。果たしてどうなるのか。