桂歌丸さん死去「昭和と平成」を笑いとともに見つめてきた稀代のエンターテイナー

編集部

人気長寿番組『笑点』(日本テレビ系)で長く中心として活躍した落語家で落語芸術協会会長の桂歌丸さんが、亡くなったことがわかった。81歳だった。

前身番組の『金曜夜席』第1回から出演し『笑点』後も病気療養などで時折休むこともあったが、2005年まで出演、2006年から2016年までは司会も務めるなど、同番組の「顔」として活躍。番組初の終身名誉司会に就任している。

2017年3月に放送された『古舘伊知郎ショー』(テレビ朝日系)では「引退」を考えていることも告白。度重なる入退院、『笑点』に関しても「体力の限界」を理由に勇退している。床ずれの手術・治療、体重は36キロまで落ち体力が「腸閉塞」を起こし、歩くこともままならない状態だった。この後も入退院を繰り返しており、世間から心配の声も後を絶たなかった。

歌丸さんは生前「平和だからこそ、人は笑える」と、自身の戦争体験から「笑いができる幸せ」を語っていた。07年には旭日小綬章を受章するなど、文化人としても非常に高い評価をされてきたことがわかる。

昭和と平成の世を笑いとともにみつめてきた歌丸師匠。心からご冥福をお祈り申し上げたい。

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