「わーすた」が2度目の全国ツアーのファイナル公演で新曲を初披露
編集部
ライブ開始直後、待ちきれなかったと割れんばかりの歓声で公演はスタート。
今回のツアーでは何度も披露されたツアーのタイトル曲でもある『最上級ぱらどっくす』からスタートすると、一気に会場は熱気に包まれた。
同曲は、“わーしっぷ(ファンの呼称)”によって今ツアー中に作り上げられた独特な応援コールが巻き起こり、すべにファンとしては慣れ親しんだ掛け声が響き会場全体で歌ってはじまる最高の幕開けとなった。 今ツアーは「パラドックス ワールド」というタイトルにちなんだ、ライブ構成をメンバー中心に工夫。
分かりやすい「パラドックス=矛盾」をセットリストの隅々の演出に散りばめていて「矛盾」という難しいテーマに対して、「わーすた」が見せた表現として普段は歌割りが少ないパフォーマンスメンバーの坂元葉月、松田美里、小玉梨々華がリードボーカルを取ったパフォーマンスを披露したり、“わーすた=KAWAII”を覆すかのようなキレキレのダンスパートでかっこいい「わーすた」を見せたり、はたまたメタルアレンジを施しメンバー全員でヘッドバンキングでパフォーマンスを行う楽曲など、終始、飽きさせない内容となった。 そして、最終公演では、今までのツアーの型となっていた内容をさらにガラッと変えるアレンジでファンをも驚かせるアカペラ歌唱でのパフォーマンスによる『Stay with me baby』も披露。 この日、初披露された新曲『WELCOME TO DREAM』では、アンコール1曲目から新衣装に身を包んだメンバーたちが登場し、初披露とは思えない 高い完成度とキャッチーな楽曲で、「わーすた」らしい王道パフォーマンスで会場を沸かせた。 なお、同曲は昨年4月リリースの『Just be yourself』、そして昨年10月にリリースされた『最上級ぱらどっくす』から続く、テレビ東京系アニメ「アイドルタイムプリパラ」の今年1月から3月のエンディングテーマソングに起用されている。 メンバーたちは「今日が初披露となりました! じつはこの楽曲過去作品の『Just be yourself』、『最上級ぱらどっくす』の歌詞で歌ってきたことの答えとなる集大成の楽曲なんです」と説明した。 また、ツアーファイナルということでメンバーそれぞれの思いを語り、三品瑠香は「ツアーが始まるにあたり、“パラドックス”というコンセプトをもとにたくさん考えていったステージを楽しいと言ってくれてうれしいです。みんなに向けて自分がすごく楽しく歌えていることが幸せでした」。 小玉は、「“わーしっぷ”のみんなが楽しくなってもらえることだけを考えて作り上げてきたステージでした。みなさんに見てもらえたことがうれしかったです。ファイナルをみなさんと迎えることができて幸せです。2018年も『わーすた』のことを見ていてほしいです」と呼び掛けた。 松田は、「9都市のツアーを終えて、早いなあ、と思っています。地方の公演でたくさんの方に出会えた。ツアーを通して作り上げてきたものが詰め込まれた集大成の東京で素敵な景色が見られました。こんな幸せな気持ちになるとは予想以上でした!」。 廣川奈々聖は、「全部出し切って、みなさんの顔を見ることができて、ここでファイナルを迎えることができてよかったです。終わってほしくないなと、思います。自分としてもグループとしても成長できてなと感じるツアーでした。『わーすた』を信じて大丈夫、これからも応援できるグループだなと思ってもらえるように頑張ります」と決意を新たにした。 坂元は、「この今日のライブが誰かにとってかけがえのないものになっていたり、誰かの支えになっていたらいいなと思います。一番に“わーしっぷ”のことを考えて、もっと『わーすた』を好きになってもらえるように進化していきたいと思います」と話した。 そして最後に、メンバーたちは「“わーしっぷ”ともっと素敵な景色をみたいので、ついてきてくださいね」と訴えた。