「AKB48」の渡辺麻友が卒業公演 「たくさんの思い出、たくさんの深い愛を本当にありがとう」
編集部

同年の「AKB48」の4thシングル『BINGO!』で初の選抜メンバー入りを果たし、2009年7月に行われた「第1回AKB48選抜総選挙で」は4位にランクインし、そこからすべての「総選挙」でトップ5入りという快挙を果たした。 そして、「AKB48」の“王道アイドル”の渡辺の最後の公演がこの日行われた。

劇場に集まったファンは、水色の法被とツインテールの被り物で揃え、渡辺の卒業を祝った。
その後、同期の柏木由紀や「SKE48」の松井珠理奈、「HKT48」の宮脇咲良ら渡辺自らが選抜メンバーとともに『オネストマン』、『BINGO!』をパフォーマンス。
自己紹介MCに入ると、「HKT48」の指原莉乃が会場の光景を見つめながら「インスタ映えの景色だよ!」と渡辺のファンの想いを讃えた。

「また偉大な先輩が卒業します」と口にする横山を渡辺が優しい笑顔で見つめて、2人で抱き合う場面もあった。 途中のMCでは、他のメンバーが渡辺とのエピソードを語り合い、小栗がいつも可愛いがられすぎてグチャグチャにされていると話せば、向井地は渡辺と小栗と3人で上海のディズニーランドに行ったことに触れて、「ディズニーでは足が速くて、(好きなアトラクションに乗って)めっちゃ泣く」と意外なエピソードも明かした。

これに対して、柏木が「可愛い~! 大人になったね」と目を細めた。 そんな“まゆゆきりん”のパフォーマンスを観ていた指原は、リハーサルの時から泣いていたと語り、「DVDが出たら絶対に買おう!」と完全にファン目線で話していた。

渡辺は、途中声を詰まらせる場面もあったが、グッと口をつむんで涙を堪えて最後まで歌い上げると、ファンに向けて深々とお辞儀した。 そして、2014年に開催されて自身が1位に輝いた「第6回AKB48選抜総選挙」の選抜メンバーによる楽曲で単独センターを務めるシングル曲『心のプラカード』を“麻友選抜”とともに披露。 続く『約束よ』を歌い終えると、渡辺の卒業を祝いに駆けつけた同期で卒業生の多田愛佳、片山陽加、仲川遥香がステージに登場。 柏木が作ったというアルバムや心のプラカードの衣装を着たむちちなどのプレゼントを手渡した。 横山からの手紙が読み上げられると、それまで必死に堪えていた渡辺もついに顔をゆがめて涙を流した。