氷川きよし、恒例のクリスマスコンサートで新曲リリースを発表
編集部
さらに、年末には「第59回輝く!日本レコード大賞」の優秀作品賞に選出され、大みそかに放送される「NHK紅白歌合戦」にもデビュー以来18回連続での出場が決定するなど、活躍を見せている。 また、「氷川きよしコンサートツアー2017」は、1月18日の埼玉・ウェスタ川越を皮切りに、11月27日の大阪・フェスティバルホール2日間公演まで、50日間全国47ヵ所100公演を開催し、総計15万人を動員。
その最終公演として今月13日、14日の2日間計4公演にわたって東京国際フォーラムで行われた公演は、約2万人の観客を集めた。 この日、白色の上衣と紫いろの袴姿でステージ中段に登場した氷川は、11月21日発売の新アルバムから『じょんがら挽歌』でステージをスタート。
続けて『第48回日本レコード大賞』の大賞を受賞した『一剣』を紙吹雪の舞う中で披露すると、「第42回日本レコード大賞」の最優秀新人賞を受賞した『箱根八里の半次郎』を歌唱した。 氷川は、「この『きよしこの夜』もVol.17となりました。これまで17回、本当に真心を感じて演らせて頂いています。今日も真心をこめて、お一人おひとりの心に届くように歌いたいと思います。最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します。」と深々と頭を下げた。 そして、昨年の「紅白」で熊本城の前から熱唱して話題を集めた『白雲の城』を歌い上げた。 2001年から2016年まで、16回のスペシャルコンサートのダイジェスト映像を挟むとステージ上の雰囲気は一変。
心臓音を思わせるドラムの音が鳴り響き、シルバーのベルトをつけた黒色のレザースーツ姿で、髪の毛には白色のメッシュを入れた氷川がステージ最上段に登場。
「フォーラム行くぜー!」のシャウトとともに、勢いよくアニメ「ドラゴンボール超」の主題歌の『限界突破×サバイバー』を熱唱して会場を沸かせた。
その後は青色のデニム姿に着替えて、新アルバムよりGReeeeNが書下ろした楽曲『碧し』、文化放送系列レギュラー「氷川きよし節」のエンディングテーマ『わたしのふるさと』の2曲と、『櫻』を歌唱した。 2017年を振り返る映像が流れると、緑のマント姿で登場した氷川が『男花』を歌うと、スモークを出しながらリフターが上昇し、4m20cmの高さから歌声を響かせた。
さらに、緑色の闘牛士スタイルの衣装で『愛しのテキーロ』と『酔わせてオルホ』をダンサーとともにパフォーマンスし、赤色のスーツに着替えると、新アルバムより『離郷しぐれ』、『新宿ブルームーン』の2曲と『時代(とき)を駆ける男』を披露し、色鮮やかなステージを展開。 歌唱後には、氷川は「どうもありがとうございました。恐縮ではありますが、僕の人生を歌で表現させて頂きました。この3曲、デビューする前に東京に上京することになった思い、そして上京して歌手になってからの思いを聴いてもらいました。」と明かした。 氷川は「僕は歌手ですから、歌で自分の想いを伝えていきたいと思っています。これから色んな経験をして、悔しい思いや苦しい思い、色んな思いを歌で伝えていけたらいいなと思います」。 続けて、「じつはこの思いを伝える曲を、もう1曲ここでお送りさせて頂きたいと思います。ここで新曲を歌わせて頂きます。寒い季節、あったまって頂きたい曲です。2018年1月30日に発売します、タイトルが『勝負の花道』。老若男女のみなさまにおくる、人生の応援歌となっている演歌です。まっすぐに前に向かって生きる、誰と比べるものでもなく自分自身と戦うんだよ、勝った負けたと自分で決めるんじゃないという、励ましをおくることのできる作品に出会えました。」と説明し、新曲『勝負の花道』を初披露した。 そして、年末の「紅白」「レコード大賞」について感謝と意気込みのコメントを添えると、前人未到の9回目の受賞となった「第50回日本有線大賞」について「50回目の節目の年に、また番組が終わるという年に大賞を頂くことができて、改めてファンのみなさまのお顔が出てきて、みなさんがどんな時も一本一本電話でリクエストしてくださって、それで頂いたんだという真心を感じました」。 そのうえで、「さらにこれが新たなスタートで、みなさんの責任を感じながら、歌手として歌っていきたいという気持ちにさせて頂きました。」と語った。 コンサート終盤では、「次は20周年という目標がありますので、20年と言う節目の年に向けて、また頑張っていきたい」と意気込み、本編の最後は『男の絶唱』で締めた。 アンコールではハットから靴までレインボー柄のポップなステージでクリスマスソングを届け、大型のリフターで3mの高さまで上昇し、『きよしのソーラン節』、そして『きよしのズンドコ節』を歌うと、お礼の言葉とともに、2017年のステージを締めくくった。