映画「銀魂」が多くの映画ファンに支持されている理由

編集部
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  一昨年の「進撃の巨人」、昨年の「テラフォーマーズ」、今年の「3月のライオン」など、続々と人気コミックが実写化されているものの、期待外れの数字に終わっている作品も多い。

  そんな中、7月14日に公開されるやヒット作となったのが小栗旬主演の「銀魂」(福田雄一監督)だ。
  「全国週末興行成績」(興行通信社が発表)によると、公開2週目の週末となった7月22日と23の週末2日間で動員23万9000人、興収3億3500万円をあげ、累計興収は早くも17億円を突破したという。

「公開初週の週末は興収5億4103万2900円を記録。これは今年公開された実写邦画のオープニング2日間で興収No.1の成績となった。10代から20代の若者を中心に動員しており、夏休み期間に入ったため、このままペースを落とさなければ最終興収50億円前後が見込めるのではないでしょうか」(映画誌編集者)

  同映画の原作は空知英秋さんによる人気漫画で、現在も「週刊少年ジャンプ」で連載中。
  コミックは7月時点で69巻が既刊で、ストーリーは現在進行形となっている。

「現在進行形の作品の場合、原作ファンに不評を買ったらそれが口コミであっという間に“伝染”してしまう。ネットのレビュー欄は荒れ、それが映画ファンの足を劇場から遠のかせることになってしまいます」とは大手出版社営業部社員。

  だが、興行成績を見る限り、「銀魂」は見事に原作ファンの心を掴んだようだ。

「小栗さんをはじめ、菅田将暉さん、橋本環奈さん、菜々緒さん、岡田将生さん、『KinKi Kids』の堂本剛さん、さらには歌舞伎俳優の中村勘三郎さんまで原作のキャラクターにかなりビジュアルを寄せた。橋本さんと菜々緒さんが下ネタをかまし、勘三郎さんは全裸まで披露。ストーリーやキャラはかなり原作からアレンジしたが、福田監督が構築した独特の世界観にキャストも観客ものみ込まれてしまったのが盛況の理由だと思います」(大手映画会社のプロデューサー)  

  さらに、原作を知らない人が見ても楽しめる“仕掛け”も絶妙だったという。

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