久保田利伸、「足元に拳銃が転がってきたことも」

編集部
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  歌手・久保田利伸が19日、都内で行われたNetflixのオリジナルドラマ「『ゲットダウン』パート2」のイベントに出席した。

  同作は「ロミオ+ジュリエット」、「ムーラン・ルージュ」、「華麗なるギャツビー」など、数々のヒット作を生み出してきた映画監督バズ・ラーマン初のドラマシリーズ。
  1970 年代後半の米ニューヨークを舞台に、ヒップホップをはじめとする“新たなダンス・ムーヴメント”誕生の瞬間を5人のティーンエイジャーたちの成長を通して描いた音楽ドラマだ。

  久保田は、同作について「なんと言っても『ゲットダウン』というタイトルが良いんですよ。僕の曲でもよく使うんで、今ここで披露したら集まっているお客さんからも返ってくると思いますよ」と話すと、「ゲッダン!」と発声し、観客からもすかさず「ゲッダン!」とレスポンスが起こり会場は一体感に包まれた。

  さらに「このドラマには、オールドスクールのソウルミュージック、ヒップホップ、グラフティアート、ラブストーリーなど、僕の好きなものばかり出てくる」と称賛。

  カーティス・ブロウをはじめ、Nas、グランドマスター・フラッシュ、DJクール・ハーク、アフリカ・バンバータなど大御所ミュージシャンが多数参加している作中の楽曲に関しても、「知識として知っていることがドラマで見ると、自分もリアルタイムで同じ時代にいるようで、ものすごくアガリますね」と語った。

  作中に登場するディスコの話題になると、「渋谷や六本木のディスコには毎週1回行っていました。19時くらいから行って閉店まで踊っているのが楽しいし、出会いもあるし、帰りたくなかった」と若い頃を懐かしんだ。

  この日は、自身のニューヨーク時代の“ゲットダウン”な写真も披露され、黒人文化の象徴であるアポロシアター前で撮影した写真に関しては、「アポロシアターがある125丁目だけが安全で、2、3ブロック行った先は危険だった。スパニッシュハーレムではお巡りさんと泥棒がチェイスしていて、足元に拳銃が転がってきたこともある」と明かした。

  また、「The Roots」のクエストラブとレコーディングした際の写真では、「日本人なのにR&Bやソウルをやろうとすると苦労することが多かったけど、ヒップホップのボスである彼が『まずトシの音を聞いてみろよ。聞けばイメージが変わるぜ』と言ってくれた」。

  そのうえで、アメリカを目指したいという人へのアドバイスを聞かれると、「まず”行くぞ”という強い気持ちがあればOK」とし、「ニューヨークはパーティーがいっぱいあるから、そういうところに遊びに行くと、そこでの出会いが仕事に繋がったりする。僕は嫌いであんまり行かなかったけど、もっと行っていればもっと上手く行ったかも」と話した。

  最後に、「まず観てみるといいと思う。音楽もいいんだけど、ラブストーリーや、どうなるんだろうというワクワク感でやめられなくなります」と同作をアピールした。

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