To Heart
『To Heart』は “Leaf”からのリリースされたゲームの3作目にあたる。リリースが1997年。まだ美少女ゲームという言葉がなかった頃だ。
Leafのそれまでの作品である『雫』、『痕』はエロゲー初期作品として傑作であったものの、オカルト・伝奇色が強かったせいかPCゲームユーザーの中でもコアな層に向けての作品だった。しかし、この『To Heart』でライトノベルのようなノリを取り入れ、軽快な学園恋愛ものに仕上げたことで、支持層が一気に拡大させることに成功した。
いわゆる学園恋愛ものの先駆けとなった作品で、コンシューマー化もされ、なおかつアニメ化もされ、美少女ゲーム業界への貢献度が非常に高かった。
30代以上のゲーマーは当然、20代前半の若いゲーマーにも広く名前が知られた金字塔的な作品だ。涙腺崩壊は間違いない。