ジャニーズの人気グループ「King & Prince」が、14日に放送された大型音楽番組『2021FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)に生出演。先輩グループ・嵐のヒット曲『Love so sweet』を“完コピ”したことが話題になっている。
トップバッターとして登場したKing & Princeは、司会を務める嵐・相葉雅紀が見守る中、キラキラとした王道アイドルの雰囲気で『Love so sweet』を歌唱。振り付けは驚くほどの完コピぶりで、かなり練習を積んだことがうかがえる完成度の高さだった。歌唱中には、相葉が口ずさんでいる様子も映された。
歌唱後、相葉は「まさか、キンプリが『Love so sweet』を歌ってくれるとは…」と感慨深そうにコメント。メンバーたちは「めちゃくちゃ緊張しました」と話していたが、それに相葉は「完コピだったね。完璧。『Love so sweet』やっぱりいい曲だったわ~」と大絶賛で返していた。
また、相葉と共に司会を務めたフジテレビの永島優美アナは「目を合わせながら歌っていましたよね。相葉さんと」と指摘。メンバーの神宮寺勇太は「マジでキュンキュンしました」と笑顔でそれを認めており、本人とアイコンタクトを取りながらの完コピ熱唱だったようだ。
これにネット上の視聴者からは「キンプリのラブソー、爽やかでキラキラしてて素晴らしかった」「振りも完璧でいいカバーだったわー」「完コピありがとうって気持ちになった」「すごくリスペクトが感じられた」「ちょうどメンバー5人だから嵐と重なって泣きそう」などと称賛の声が殺到した。
その一方、嵐のファンからは「振りが完璧だから余計に『嵐の歌声じゃない』ってことが悲しくなった」「キンプリのラブソーよかったんだけど、それを見守ってる相葉ちゃんに胸が苦しくなった」「解散したグループみたいでツラい」「キンプリがラブソー歌ってくれたけど、嵐じゃないと思うと泣けてきた」といった声が。
King & Princeの振り付けが完璧すぎたがゆえに、嵐が歌っている『Love so sweet』を思い出し、複雑な気持ちを抱くファンが続出したようだ。
昨年いっぱいでグループ活動を休止した嵐が、ふたたび『Love so sweet』を披露してくれる日はいつになるのか。その時が来るまで、後輩グループが名曲を歌い継いでいってくれるのかもしれない。
(文=斉木順)
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