歌手で俳優の山下智久が、昨年ヒットしたNetflixのオリジナルドラマ『今際の国のアリス』の続編への出演が内定したと報じられた。海外を拠点にしていた山下だが、これをきっかけに国内での活動も本格化するのではないかと期待を集めている。
先日、山下は大ヒットドラマ『ドラゴン桜』（TBS系）の最終回に「声」のみで出演。メールを読み上げるだけだったものの、前作のキャラクターとして再登場したことで話題を呼んだ。
発売中の「週刊文春」（文藝春秋）では、その舞台裏について『山下智久 収録が“緊迫の放送前夜”だったワケ』と題して報道。同ドラマには、現役のジャニーズタレントであるKing & Princeの高橋海人がレギュラー出演していたため、ジャニーズ側のOKをもらうまでに時間がかかり、ギリギリになって「高橋のいないシーンに声だけで出る」という妥協案に落ち着いたと伝えられている。
同記事では、山下の今後について「Netflixの『今際の国のアリス』の続編にも重要な役どころで出演が内定している」と報じられている。人気コミックを原作にした同ドラマは、山崎賢人＆土屋太鳳のW主演で大ヒットし、日本のみならず海外でも高評価を獲得。今年1月には全世界の視聴者世帯数が1800万人を突破し、すでに制作が決定しているシーズン2の配信を多くのファンが待ち望んでいる。
これにネット上では「これ本当だったらキャストさらに豪華になる」「今際の国のアリスに山Pってヤバすぎ」などと、早くも期待の声が集まっている。
山下は昨年秋にジャニーズ事務所を退所してから海外を拠点とし、日本のドラマや映画からは遠ざかっていた。しかし、声だけながらも業界のタブーを破って『ドラゴン桜』に出演を果たし、日本制作の『今際の国のアリス』のシーズン2にも出演が内定しているとなれば、かなり状況が変わってきたように思える。
また、WOWOWがハリウッドと共同制作するドラマ『TOKYO VICE（原題）』へ出演するとも伝えられ、山下が新宿・歌舞伎町で撮影をしていたとの目撃情報もあった。
本人の意向やジャニーズとの関係もあって、フリー転身後は海外志向が強く日本のファンは寂しい思いをしただけに、今回の『今際の国のアリス』への出演内定報道は思いがけない朗報。これをきっかけに国内ドラマのオファーも増加する可能性があり、今後の動きから目が離せなさそうだ。
（文＝斉木順）
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