小出恵介、4年ぶりドラマ復帰作は「酒癖」がテーマ! 自身の過去を受け入れた攻めの姿勢に「応援したい」と期待の声

斉木順

 俳優の小出恵介が、15日にスタートするABEMAの連続ドラマ『酒癖50(フィフティ)』で約4年ぶりにドラマ復帰することがわかった。「酒の失敗」にまつわるドラマで復帰という攻めた姿勢に対し、期待と称賛の声が相次いでいる。

 同ドラマは、脚本家・鈴木おさむ氏によるオリジナル作品で、酒によってあぶり出される人間の愚かさや現代社会の闇を描くストーリー。小出は酒癖の悪い50人を更生させようとする主人公・酒野聖(さけの・せい)を演じるが、酒野自身も酒にまつわる過去を抱えているという役どころだ。

 小出といえば、人気俳優として大活躍していた2017年に未成年女性との飲酒騒動(不起訴処分)が発覚し、出演予定だったドラマなどを全降板して無期限の芸能活動休止に。翌年に所属していた大手事務所を退社し、米ニューヨークで演技を学び、昨年8月から日本の事務所に所属して芸能活動を再開させた。

 6月に公開された映画『女たち』で俳優復帰していたが、同作では脇役だった。今回は主演で、騒動を起こした2017年以来のドラマ出演となるため、ついに「本格復帰」といえる状況となっている。

 小出は酒の問題にまつわる作品でドラマ復帰となることに「テーマとしても自分をインスパイアするものもあり、受け入れて向き合うことで、より大きな意味で挑戦、成長したいという覚悟を持って臨みました」とコメント。「自分の体を通して学んだし、経験したからこそ、本作を通して表現に昇華できる機会をもらえたのは大変ありがたかったです」とも語り、自身の過去とも向き合いながら役作りしたことを明かしている。

 これにネット上では「十分に社会的制裁を受けて這い上がってきたんだから応援したい」「いい役者さんだったから復帰は楽しみで大歓迎」「件の事件は同情できる点もあったし、これから心機一転で頑張ってほしい」「『ROOKIES』とか『JIN-仁-』とか本当に好きだったし、また地上波ドラマにも出てほしいな」「酒癖ってタイトルのドラマで復帰する勇気を褒めたい」などと、好意的なコメントが殺到している。

 前述の映画での俳優復帰が報じられた際には賛否が寄せられ、どちらかというと批判的な辛口コメントが多かったが、今回は自身の過去を受け入れて臨んだ作品ということで世間の反応も変わったようだ。

 売れっ子俳優から一転、4年間もドン底でもがき苦しみ、やっと本格的な復活のチャンスを手にした小出。役者としての実力は誰もが認めるところであるだけに、生まれ変わったつもりで奮起してほしい。
(文=斉木順)

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 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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