ジャニーズの人気グループ「Snow Man」の深澤辰哉が6日、公式モバイルサイト「Johnny’s web」のグループブログ「すの日常」を更新。名古屋駅の新幹線ホームに“出待ち”のファンが殺到した騒動について注意を呼びかけ、SNS上で話題を呼んでいる。
同ブログ記事は、最近髪の色を変えたことなど何げない話題で始まったが、後半では「少し真面目な話をします。言っておかないと後悔するかなって思って」とトーンが変わり、一部で問題視されていた「出待ち騒動」について切り出した。
同騒動は、6月27日にSnow Manの主演舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2021』の千秋楽公演の終了後、彼らを見送ろうと名古屋駅の新幹線ホームにファンが殺到したもの。Twitterで一般の駅利用者と思しきユーザーたちが「ジャニーズファンが狭い通路を埋め尽くしてる」「ジャニオタの女の子たちの集団、叫び声が響いていて、泣いてるし、飛び跳ねてるし。一般利用者が迷惑していた」「発車している新幹線を追いかけて走っちゃダメでしょ」などと書き込んだことで事態が発覚し、ネット上で批判を浴びていた。
深澤は「僕たちのことはさておき」と言葉を選びながら、出待ちによって一般の利用客が迷惑したり、事故が起きたりする可能性があると注意喚起。頭ごなしに責めるのではなく「普段はきっとそんなことしないと思う」と問題行動のあったファンにも優しさをみせながら、「残念だけどマナーが守れてない人はいるので、そういう人たちにつられないで欲しい」と良識あるファンたちに呼びかけた。
また、深澤は混乱が生じてしまったことで「正直このままだと、地方の公演が出来なくなってしまうんじゃないかと不安になりました」と思いを吐露している。
これにネット上のファンからは「言いづらいことなのに言ってくれてありがとう」「深澤くんにあんなこと言わせてしまってごめんね。もう絶対ないようにスノ担一致団結しよう」「みんながマナー守れないと地方公演なくなっちゃうよ」「あんなことあってもファンを信じていて、ふっか（深澤）は本当に優しい」「優しくて怒らないふっかがマナー問題について書いた重大さをファンは考えないと」などと、大きな反響が寄せられている。
Snow Manは昨年1月のCDデビューからミリオンヒットを連発するなど、ジャニーズの若手グループの中でも圧倒的な人気を誇っている。しかし、ブレイクに伴ってファンのマナー悪化が問題視されるようになっていた。
昨年、主演舞台を映像化した映画『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』が上演された際にも、ネット上でファンのマナー違反を指摘する声が続出。「上映中に叫んだり歌ったりしている人がいる。しかもマスクなしで」「映画館にエロハン（※推しメンバーの鎖骨から上の写真をプリントして上半身裸に見えるようにしたハンガー）持ち込むのは勘弁して…」といった声が飛び交った。
おそらくメンバーたちもファンのマナー問題を認識しており、名古屋の騒動は一般客にも迷惑をかけていることから看過できなくなり、メンバーから異例の注意喚起という事態になったようだ。
地方に行くたびに混乱が起きるようなら、本当に地方公演ができなくなってしまう可能性もある。今回の深澤の言葉が一部の問題あるファンたちに届き、マナー問題が改善されることを祈りたい。
（文＝斉木順）
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