元乃木坂46・中元日芽香、“グラビア復帰”に驚きの声 アイドルのメンタル支える活動に期待

永尾兼

 元乃木坂46の“ひめたん”こと中元日芽香(なかもと・ひめか)が、7月1日に発売された「週刊文春」(文藝春秋)のグラビア連載『原色美女図鑑』に登場。ラジオ以外の芸能活動を控えていただけに、約4年ぶりとなる表舞台への登場に注目が集まっている。

 中元は2011年に乃木坂46の1期生としてデビュー以降、目元にピースサインを添えて繰り出す必殺技“ひめたんビーム”など、グループ内では珍しいぶりっ子キャラでファンを獲得したが、心身ともに無理をしていた部分があったようで、17年1月に体調不良で活動休止し、同年卒業した。

 アイドル時代にはプレッシャーなどから適応障害と診断されたことがあり、その経験を活かして18年11月からは心理カウンセラーとして活動。今年3月からラジオ番組『ひろしまコイらじ』(NHK広島 ラジオ第1放送)の月曜日のお悩み相談室コーナー「教えて!コイかる」に出演しているが、積極的に表に出るような活動は控えていた。

 ところが、6月22日に初の自叙伝『ありがとう、わたし 乃木坂46を卒業して、心理カウンセラーになるまで』(文藝春秋)を発売したことで活動が活発化。同月24日には情報番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)にVTR出演し、久しぶりに元気な姿を見せてファンを喜ばせた。さらに、同日の夜に放送されたラジオ番組『中元日芽香の「な」』(文化放送)で自身初の単独パーソナリティーを務めたことも話題を呼んだ。

 そんななか、「週刊文春」では“潮風の吹き抜ける漁師町”を舞台にワンピースや浴衣を着た姿で登場。「以前はカメラが怖いと感じることもあったのですが、今日はなにより楽しんで撮っていただけたかなと思います」とのコメント通り、明るい笑顔を見せている。

 同誌のインタビューでは乃木坂46時代を振り返り、シングル表題曲の選抜メンバーから外れる時期が続いたことで悩み「気づいた時には、家から出られなくて涙がとまらなくなっていました」と語っている。

 当時のことについては、『文藝春秋』の公式YouTube上にアップされている著書のPR動画の中で、「アイドル時代の私がカウンセラーさんに『話を聞いてくださいよ』っていくかって聞かれたら、あんまりこう深いところまで話をなかなかしない子だとは思います」と、カウンセリングを受けることへの“抵抗”を語っている。

 乃木坂46に限らず“選抜方式”を採用しているグループは他にもあり、現役時代の中元と同じような悩みを抱えて、パンク寸前のアイドルは今もいる可能性がある。そんなアイドルにとって、同じ経験をもつ中元は相談しやすい存在にもなるだろう

 “選抜方式”はアイドル業界だけの話ではなく、受験や就職活動などあらゆる局面で起こること。中元は文春のインタビューで、「同じような悩みを持つ方に、その気持ちわかるよ、大丈夫だよっていうのをお伝えできたらなと思っています」と語っているが、アイドル時代に苦悩を乗り越えた経験が、今後の活動で大いに役に立ちそうだ。
(文=永尾兼)

<ライタープロフィール>
  AKB48にハマったのをキッカケに、女性アイドルの追っかけ兼ライターとして活動中。現在は坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)の記事を中心に執筆。元乃木坂46の橋本奈々未を永遠推し。

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