熊田曜子、離婚騒動が“暴露合戦”に発展で「子どもが可哀想」の声… ママタレ活動に黄色信号か

斉木順

 タレントの熊田曜子の離婚騒動が、夫婦の“暴露合戦”という泥仕合に発展している。双方の主張の真偽は別にしても、この騒ぎによって熊田の「ママタレント」としての活動に黄色信号が灯り、先行きを危惧する声が強まっているようだ。

 騒動の発端は、熊田が先月18日未明に夫から平手で叩かれたり蹴られたりなどのDVを受けたとして警察に通報し、夫が逮捕されていたと同21日に報道されたことだった。熊田は報道各社に送った書面で「夫からの暴力行為は今回が初めてではなく、夫が帰宅する時間が近づくと恐怖を感じる」と明かし、離婚を決意したと発表。ネット上では、熊田へ同情の声が集中した。

 ところが、夫側は「週刊新潮」(新潮社)で「私が日常的にDVを繰り返していたなんてことはありません」と完全否定。DV騒動の真相は「熊田の不倫疑惑」を追求する口論の際に「妻が布団をかぶって話し合いに応じなかったので布団をはねのけたら顔に手が当たった」のだと主張し、さらに発売中の「週刊文春」(文藝春秋)では衝撃的な“不貞の証拠”を発見したとも訴えている。

 対する熊田サイドも応戦したようで、9日に「NEWSポストセブン」(小学館)が熊田の親族周辺から入手したとする「DV音声」を公開した。音声データでは、夫と思しき男性が「お前ぶっ殺すぞ、ほんとマジで!」などと激高し、衝撃音の後で熊田が涙声になっている様子が収められている。

 だが、夫側も自身が不在だった時に熊田が自宅で「確実な証拠はつかんでないはず」「世間にバレたほうが終わる」などと何かしらの“秘密”について友人と電話で話し込んでいる場面の「音声データ」があると主張。今後、夫サイドからメディアに音声が提供されて公開になる可能性もある。

 メディアを使った夫婦の“暴露合戦”の様相となっており、当初は熊田に同情的だった人々もあまりの状況の変化に困惑している。

 主張に食い違いが多すぎるため、どちらが真実を語っているのかは外部に判別は不可能。今後の離婚調停や、DV事件の捜査の結果などを待つしかないだろう。だが、それとは別に「子どもが可哀想」という声が上がり始めており、これが熊田のママタレントとしての活動に致命的なダメージを与えるのではないかと懸念されている。

 現在、熊田は夫との間に生まれた8歳の長女、5歳の次女、2歳の三女の3人の女の子を育てている。まだ幼い三女はまだしも、長女や次女は物心がついていろんなことを理解し始める年齢。特に、長女くらいの年齢だと現代っ子らしくネットも使いこなしていることだろう。

 そのため、ネット上で「両親がメディアを使って中傷しあって…それを子どもたちが目にしたら可哀想」「子どもたちの見えないところでやるべきなのに、どっちも自分勝手」「今は小さくても、将来成長してからネット検索で両親のこと知ったりすることあると思う」「子どもたちのことをよく考えてるお母さんだと思ってたけど…」といった声が噴出しているのだ。

 熊田は情報番組などに「3児のママ」の立場で出演することも多いが、このような世間の見方が強まると大きなイメージダウン。それどころか、視聴者の反発や面倒ごとを恐れ、メディア側がオファーを控えるようになる危険性すらある。
 
 今後、夫と離婚してシングルマザーになるなら「ママタレント」としてのイメージは重要。しかし、もはや夫婦の“暴露合戦”は誰にも止めようがない段階にきており、熊田の今後に影を落とすことになりそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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