中村アン、意外な理由で有吉弘行から絶賛! 「小籔さんを切らないのは偉い」「芸人に知らん顔する人は多い」

斉木順

 女優でモデルの中村アンが、10日に放送されたバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)にゲスト出演。バラドル時代に世話になった芸人との関係を現在も続けていることについて、有吉弘行から絶賛される場面があった。

 番組では、中村と芸人の小籔千豊が「夜会ハウス」のコーナーに登場。2人は2013年から15年まで放送されていた深夜バラエティ『噂の現場直行ドキュメン ガンミ!!』(同)でレギュラーとして共演していた。

 当時ブレイク前だった小藪は、自身が売れるためにも「この子をハネさせないと番組が続かない」と考え、番組で中村をイジりまくったり、飲みに行った先でアドバイスをしたりし、それをきっかけに年齢や性別を超えた親友関係になったという。

 司会の有吉は、現在も2人の親友関係が続いていることについて「ドラマやCMに出て(人気女優としてのポジションを)確立して。それで小藪さんを切らないのは偉い」と中村を称賛。中村は「切ることあります?」「恩もある」と驚いていたが、有吉は「女優になった瞬間、(芸人に)知らん顔したり、バラエティなんて知りませんって顔する人は多い」と力説した。

 中村といえば、最初に脚光を浴びたのはバラエティ番組で「毒舌&不潔キャラ」をウリにしていた2013年ごろ。空気を読まずに毒舌発言を連発したり、美形モデルとは思えない「部屋を片付けられない」「髪の毛を3日洗ってない」といった不潔エピソードで話題を呼んだ。当時はバラエティ番組に引っ張りだこで、そのうちのひとつが前述の『ガンミ』だった。 

 その後は女優業にも本格進出し、しばらくはバラエティとの二刀流で活動していた中村。しかし、2018年に深夜ドラマ『ラブリラン』(日本テレビ系)で初主演を果たしたことをきっかけに女優業にほぼ完全移行し、以降は織田裕二主演の『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)、木村拓哉が主演した『グランメゾン東京』(TBS系)、現在放送中の『着飾る恋には理由があって』など話題のドラマに立て続けに出演している。

 メインではないものの、二番手、三番手で存在感を発揮するタイプで、今年1月に公開された映画『名も無き世界のエンドロール』での好演も高く評価された。

 CM需要も高く、いつの間にかバラドルから「売れっ子女優」に成長していた中村。バラドル時代を黒歴史にせず、世話になった人たちへの恩も忘れない……その謙虚な姿勢が女優としてブレイクした要因のひとつなのかもしれない。
(文=斉木順)

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雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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