人気ミュージシャンたちの俳優業挑戦の背景は?

編集部
  1994年にTBS系ドラマ「アリよさらば」に主演し、気の弱い生物の教師役を演じた。
  さらに、1999年公開の映画「お受験」ではリストラされ専業主夫になる元実業団の花形ランナー役を演じた。

「『アリよさらば』は制作サイドから何度も熱烈なオファーがあったが、当初、矢沢さんは渋っていた。それでも、制作サイドから『矢沢さん! 何が怖いんですか?』と煽られ、度胸試し的に出演を決意。当時、矢沢さんは海外での土地取引などのビジネスを考えており、とりあえず、金は稼げるだけ稼いでおこう、という気持ちもあったようです」(前出の大手レコード会社のプロデューサー)

  ちなみに、後年、矢沢は「アリよさらば」について、「やって自分がいかに才能がないか、よく分かったよ。『サンキュー! TBS』ですよ」と自虐気味に語っている。

  矢沢よりも以前に俳優業にも取り組みはじめていたのが長渕剛と「HOUND DOG」のボーカル・大友康平。
  長渕は故松田優作さん主演映画をドラマ化し、1983年にTBS系で放送されたドラマ「家族ゲーム」の主演を、大友は1990年公開の映画「ゴールドラッシュ」の主演をそれぞれ務めて、俳優デビューを果たしている。

  「長渕さんは当時、プライベートで元妻で歌手の石野真子さんとの関係が悪化。結局、離婚することになりましたが、プライベートでのゴタゴタが原因で心境に変化があり、ドラマのオファーを受けることにした。その後、ドラマで共演した志穂美悦子さんと再婚。主演ドラマ『とんぼ』と同タイトルの主題歌は大ヒッし、映画にも主演するなど俳優業にドップリとハマった。一方の大友さんは、90年代はほとんど俳優としては活動していなかったが、00年代に入りバンドのメンバー間に亀裂が入り、ソロ活動が多くなってきたこともあり、俳優業を精力的にこなすようになりました。今も他のメンバーとは亀裂が入ったままで、バンド活動の再開は絶望的です」(スポーツ紙の芸能デスク)

  今後、どんな人気バンドのメンバーが俳優業に挑戦するのか、興味は尽きない。

人気ミュージシャンたちの俳優業挑戦の背景は?のページです。エンタMEGAは、エンタメ音楽の最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!