TWICEの恋愛相談企画が「危なっかしい」!? ファンの“顔出し”促す運営に不信感も

鈴木紬

 韓国の人気ガールズグループ・TWICEが公式サイトで発表した恋愛相談企画が「危なっかしい」として物議を醸している。

 TWICEは3日、日本向け8thシングル「Kura Kura」の発売記念イベントを12日にYouTube LIVEで生配信すると発表し、同時に「TWICEに相談したい“恋”のお悩み動画大募集」とのタイトルで、ファンが映る動画を募集。応募方法には「①TWICEに聞いてほしい“恋”の悩みをカメラに向かって話して動画にしよう♪ ②Twitterで『#TWICEとKuraKura』をつけて投稿!」とあり、採用されればメンバーが配信中にアドバイスをくれるという。

 Twitterでは、5日の締め切りまでに“顔出し動画”を投稿するファンが相次いだが、一部ファンから“顔出し”を促す運営に疑問の声も。応募動画はたとえ不採用であってもハッシュタグで検索すれば誰でも閲覧可能なうえ、転載や誹謗中傷の対象になる可能性もあるため、「TWICEのファンは若い子も多いし、危険に晒さないでほしい」「恋の悩みってだいたいセンシティブな内容だし、文字だけじゃダメなの?」「運営のネットリテラシーがヤバイ」と不信感を訴えるファンは多く、実際、ネット掲示板にはファンの容姿を揶揄するような書き込みもある。

 また、メンバーが恋愛について助言するという企画自体にも「あまり聞きたくない」と否定的な声は少なくない。TWICEのプロデューサーであるJ.Y. Parkが作詞を担当した「Kura Kura」は、揺れ動く恋心を表現した恋愛ソング。そのために恋愛絡みの企画になったものと思われるが、メンバーは近年、ジヒョとモモがそれぞれ韓国のタレントとの熱愛を認め、他のメンバーも熱愛のウワサが絶えず、「生々しい」と引いてしまうファンもいるようだ。

 また、最近のTWICEは日本向けシングルのセールスがかつての勢いを失っているため、「スキャンダラスな企画で話題性を狙ったのでは?」といった憶測もある。2018年2月リリースの日本2ndシングル「Candy Pop」は初週売上で30万枚を超えたが、昨年11月リリースの日本7thシングル「BETTER」は初週9.3万枚と日本デビュー以来初めて10万枚を割ってしまった。

 昨年11月に開催された日本向けのハイタッチ会でも、運営の対応をめぐり炎上騒動が起きたTWICE(関連記事 https://entamega.com/53033 )。メンバーに罪はないだけに、ファン離れが加速する要因にならなければいいが……。
(文=鈴木紬)

<ライタープロフィール>
芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。

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