KinKi Kidsの堂本剛に再び「ジャニーズ退所説」が持ち上がっている。自身の誕生日である4月10日にInstagramを開設し、そこに「どうもジャニーズです」と記したことで「残留確定」と見る向きもあったが、なぜ退所説が再燃しているのか。
3日付の「東スポWeb」によると、剛に「6月退所説」が浮上しているとのこと。コンビを組む相方の堂本光一が6月2日にソロアルバムをリリースし、同月から6年ぶりのソロコンサートツアーを予定するなど、急激に「ソロ色」を強めていることも退所説がささやかれる原因になっているようだ。
また、先月24日に放送されたラジオ番組『堂本剛とFashion&Music Book』(bayfm)では、剛の“海外進出”を予感させる出来事があった。
パリ在住のリスナーから、米国のファンクミュージック系メディア「Funkatopia」のウェブラジオに剛のソロプロジェクト「ENDRECHERI」の曲をリクエストしたところ、運営者から「ぜひ番組で取り上げたい」「アメリカで推していきたいのでインタビューがしたい」「コンタクトしたいが、英語を話せるスタッフはいるか」といった熱烈な反応が返ってきたとの報告があったのだ。
ENDRECHERIの音楽性はファンクがベースになっており、以前からファンの間でファンク系の同ラジオにリクエストを送ろうという呼びかけがあった。それがついに実って、先方の強い興味を引いたようだ。
Funkatopiaでは、ファンク界の重鎮であるブーツィー・コリンズや、イギリスのジャミロクワイなどがインタビューに応じており、ファンク系メディアとして現地の音楽ファンも一目置いている。
もし同メディアでENDRECHERIがプッシュされるようなことがあれば、剛がジャニーズ史上初めて海外進出を成功させる可能性が出てくる。
しかし、本当にファンク系ミュージシャンとして剛が海外進出するとなると、ジャニーズの管理の厳しさがネックになってくる。本気でやるなら日本でのレギュラー番組なども捨てて、アメリカで勝負という展開もあり得るが、それもジャニーズ所属のままならおそらく不可能だろう。
となると、もしも海外進出に現実味が出てくれば、それも「ジャニーズ退所説」の信憑性を高める要素になってしまう。
当の剛は「なんのこっちゃわからないですけど…」と若干困惑しているようだったが、それでも「これだけ興奮してくださるんであれば嬉しい。いい方法でつながれるように、ちょっといろんな人に相談してみようと思います」と“海外進出”に前向きな様子だった。
最近はジャニーズのグループについて、結成25周年の前後に解散や大問題が発生することから「25周年の呪い」といった言葉が取り沙汰されている。KinKi Kidsは来年が問題の25周年にあたるが、はたして……?
(文=斉木順)
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