乃木坂46、“清楚イメージ”が卒業後も効果を発揮? 写真集に続き女優業でも“ギャップ”が話題に

永尾兼

 元乃木坂46・白石麻衣の2nd写真集『パスポート』(講談社)が爆発的なヒットを記録して以降、他のメンバーの作品リリースが相次ぎ、出版業界に旋風を巻き起こしている。

 乃木坂46は11年に結成された当初から衣装やグラビア撮影などで肌の露出が少なく、“清楚系”のイメージを確立してきたが、写真集においてはセクシーカットを“初解禁”することが多く、そのギャップがファンを熱狂させているのだろう。

 その戦略は女優業でも効果を発揮しているようで、たとえば1期生の松村沙友理は、19年に放送されたドラマ『賭ケグルイseason2』(TBS系)内でアイドル役を演じたが、楽屋に入った途端に態度が豹変。プレゼントを蹴散らし、ラブレターを切り裂きながら、「キモデブとブサイクが汗まみれで踊り狂ってよ、汗まみれの手で握手求めてくんな気持ち悪い!」や「生ゴミ!」などと悪態をつく姿を熱演した。

 この役における表向きのキャラが、普段の松村のように“ぶりっ子系”だったこともあり、“オンとオフ”の差があまりにも激しすぎることでファンを驚嘆させていた。

 また同期の齋藤飛鳥は、昨年9月に公開された映画『映像研には手を出すな!』において、アニメが大好きなオタク系の主人公を演じたが、普段はドS系のキャラを確立しているため、こちらも演技力が際立つことになり話題を呼んだ。

 清楚なイメージからの脱却が効果的なのは卒業組も同様で、優しい性格から“聖母”の愛称で親しまれる1期生・OGの深川麻衣は、今年1月公開の主演映画『おもいで写眞』では監督から“笑顔禁止”を言い渡されたらしく、劇中内で何度も怒りを露わにするシーンを演じて新境地を拓いた。

 さらに深川と同期の西野七瀬は、8月公開予定の映画『孤狼の血 LEVEL2』では、髪の毛を茶色に染めてケバめのメイクを施したスナックのママ役を演じるため、「別人みたい!」「よくこのオファーを受けたな」などとファンに衝撃を与えている。

 こうしたギャップ戦略は、同じ路線を歩む妹グループ・櫻坂46、日向坂46のメンバーも同様の効果を得られることだろう。写真集に続いて女優業においても、坂道グループが業界を席捲していくことになりそうだ。
(文=永尾兼)

<ライタープロフィール>
AKB48にハマったのをキッカケに、女性アイドルの追っかけ兼ライターとして活動中。現在は坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)の記事を中心に執筆。元乃木坂46の橋本奈々未を永遠推し。

乃木坂46、“清楚イメージ”が卒業後も効果を発揮? 写真集に続き女優業でも“ギャップ”が話題にのページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!