松本まりか、長澤まさみ&宮﨑あおいの活躍に「悔しかった」過去を告白… “無自覚な個性”でブレイク!

大西かずや

 女優の松本まりかが4月23日発売の女性ファッション誌「CanCam」(小学館)に登場。『きれいの秘密』と題した特集記事内で、同世代の女優たちに劣等感を抱いていた過去を語り、ファンの注目を集めている。

 鈴木杏が主演を務め、栗山千明や山田孝之らと共演した2000年放送のドラマ『六番目の小夜子』(NHK)で女優デビューを果たした松本。同年から女性ファッション誌「ピチレモン」(学研プラス)のレギュラーモデルを務めたが、同誌のOGである長澤まさみや宮﨑あおいは「どんどん人気者になっていってて。やっぱり…悔しかったというか苦しかった」と赤裸々な想いを語っている。

 そんな感情によって「醜い顔にはなりたくないって思った」という松本だが、女優としてなかなか芽が出ず、「誰からも評価されないっていうのは…キツかったですね」とのことだ。

 松本は昨年3月に放送されたバラエティ番組『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)内で中学生時代を振り返り、街を歩けば1日で「スカウトが二桁オーバー」の「無敵状態」と語っていた。

 しかし、「周りは本当にすごい美人ばかり」という芸能界に入り、結果が出ない日々を過ごしたことで、プライドはズタズタになったことだろう。

 当時のことは4月12日発売の女性ファッション誌「ar」(主婦と生活社)でも語っているが、結果が出ず、自分自身にネガティブな想いを抱くようになってしまったようで、「昔は、この外見や声がすごくコンプレックスで、可愛いと言われるのが嫌いだった」という。

 ところが、18年放送のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)で、“あざと可愛い”演技が注目され、一気にブレイクを果たすことに。これによってコンプレックスからも解放されたようで、「嫌いの塊だった私を“あざと可愛い”が生きやすくしてくれた」と語っている。

 松本はこのキャラを「無自覚な個性」と言い表しているが、諦めずに女優業を続けてきたからこそ開花したもので、それは簡単には揺らがない盤石の個性といえるかもしれない。

 現在36歳で“遅咲き”と紹介されることも多いが、これまで培ってきた実力を発揮するチャンスはまだまだ訪れるに違いない。5月から放送されるWOWOWオリジナルドラマ『向こうの果て』では連続ドラマ初主演が決定するなど、今後は主役級の活躍が期待される。(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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