紗栄子、ブレない強さで世間の評価逆転! 牧場再生&被災地支援で好感度が急上昇

斉木順

 モデルでタレントの紗栄子への世間の目が大きく変わりつつある。かつては「ダルビッシュのお金で生活している」などと揶揄され、何をしても「偽善」「売名」と理不尽に叩かれていた彼女だが、バッシングにめげずに自分のスタイルを貫き通したことで評価が高まっているようだ。

 紗栄子といえば、昨年8月から栃木県の牧場「那須ファームヴィレッジ」の経営に乗り出したことで世間をあっと驚かせた。モデルやタレントとして華やかな舞台で活躍してきた彼女には縁遠い世界のように感じられ、東京ドーム11個分の広大な敷地を有する牧場の経営など本当にできるのか…と懐疑的な目が向けられた。

 もともと、同牧場は経営者が変わったことで従業員の雇用や20頭近くいる馬たちの行く末が危ぶまれていた。従業員から相談を受けた紗栄子は、牧場の再生に乗り出すことを決意し、昨年8月に那須に移住。行政とのやり取りや施設の整備などに駆けまわり、従業員たちと共に自ら草むしりや馬の餌やりまでするなど大奮闘した。

 紗栄子目当てのお客さんも訪れるようになり、オリジナルグッズの開発などにも力を入れたことで、従業員や馬たちはそのまま牧場に残れるようになったという。

 また、紗栄子は2019年に一般社団法人「Think The DAY」を立ち上げて組織的なボランティア活動も展開。2016年4月の熊本地震では寄付をはじめ、継続的な炊き出しを実施。一昨年に千葉で大きな台風被害が発生した際には、Instagramで支援を呼びかけ、たった2日で4トントラック15台分の物資を集めた。

 紗栄子は2007年にプロ野球投手のダルビッシュ有と結婚し、2人の子どもに恵まれたものの約4年2カ月で離婚。当時は「育児や家事を放棄して遊び歩いていた」「慰謝料を請求しない代わりに、月に1000万円の養育費を要求した」といった憶測が飛び交い、それによって「悪女」イメージが浸透してしまった。

 しかし、実際は根も葉もない噂だったようで、離婚後にダルビッシュが「彼女は献身的に自分を支えようと頑張ってくれてましたし、家庭内の仕事も一生懸命こなしてくれてました。法外な慰謝料、養育費を求められたこともありません」と自身のブログで証言している。

 実際、紗栄子はシングルマザーとして子育てをしながらアパレル業と芸能活動の二足のわらじで自立しており、女優業から離れてモデル業をメインにしていた理由について「女優は拘束時間が長いので、子育てと両立できるモデル業を中心にした」と語っている。だが、その後も2015年にZOZO創業者の前澤友作氏との交際が公表されたことで「また金目当てか」といった心ない中傷が続出していた。

 バッシングがやまない時期が続いたが、それでも彼女が自分のスタイルを貫き続け、結果を見せてきたことで世間の評価が変化。ネット上でも「文句ばかり言ってる人より行動する紗栄子の方がよっぽどすごい」「ブレない姿がかっこいい」といった声が増加している。実際に被災地への支援を実行し、牧場を再生させ、行動することで自身の思いが「本物」であることを証明したのだ。

 先日は放送中の連続ドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)に16年前の前作で演じた小林麻紀役でサプライズ出演したことが話題になったが、それにも好意的な声が続出。女優業の本格再開を熱望するコメントも多く上がっている。

 世間の批判に左右されずに信じた道を突き進む彼女の姿は、今のような時代にこそ強い輝きを放つのかもしれない。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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