小栗旬「日本なら確実に頓挫」ハリウッド映画の“裏話”に驚きの声! 『銀魂』キャスト陣に熱視線も?

大西かずや

 5月14日公開予定の映画『ゴジラvsコング』でハリウッド・デビューを果たした小栗旬が、4月21日発売の情報誌「SCREEN」(近代映画社)に登場。同映画の撮影秘話を明かし、ファンの注目を集めている。

 前2作で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子・芹沢蓮役に抜擢された小栗だが、同シリーズの出演オファーは以前から受けていたものの、「自分の語学力が足りてない」という理由で見送っていたそう。

 ところが、芹沢の設定について「体に翻訳機を埋め込んでいる」と聞かされ、日本語での芝居がOKになったために出演を承諾したが、「そこから二転三転あって、翻訳機設定はなくなり、英語での芝居になり……」と変更されてしまったとのことで、「そんなのアリ!?」「そもそもの設定も無茶な感じがするけど」と読者を驚かせることになった。

 そうして臨んだ撮影では、日米の映画業界の違いをさらに痛感したようで、2019年3月に予算の大半を費やした撮影を終えたものの、翌年1月にリテイクを開始。「ガラッと内容が変わっていた」だけでなく、その内容を把握しているのが「監督とプロデューサーだけ」という状況だったのだとか。

 小栗は「日本なら確実に暗礁に乗り上げて、企画自体が頓挫してるでしょうね(笑)」と語るが、その一方で予算や時間の使い方、セットの巨大さなど、「ハリウッドの圧倒的な体力」を肌で感じ、大いに刺激を受けたようだ。

 今回の撮影を通じ、アダム・ウィンガード監督とは意気投合したようで、「アダムに声をかけてもらえるなら、なにがなんでもやらせてもらいますよ!」と語った小栗。実は、アダム監督は日本映画フリークらしく、以前、小栗が主演する映画『銀魂』シリーズに「ハマった」と明かしたことがあるとインタビュアーから告げられ驚く場面もあった。

 同シリーズはギャグシーンでの振り切った演技が目玉のひとつになっているが、小栗は「アメリカ人ではやらないようなことがユニークに見えたんでしょう」と分析。共演者には菅田将暉や橋本環奈、長澤まさみなど豪華な顔ぶれが揃っているが、小栗と同様に海外の監督から熱視線を注がれ、今後ラブコールを受ける可能性もあり得るかもしれない。

 来年度のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、主人公の北条義時を務める小栗。ハリウッドの先駆者である渡辺と同様、日米を股にかけた活躍が楽しみだ。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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