嵐・櫻井翔に「負の感情を出すのが苦手」報道! フジ『家族ゲーム』がトラウマに!?

北河花

 嵐・櫻井翔が、現在放送中の連続ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)のキャスティング時、コミカルな役を希望したと22日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。

 櫻井と広瀬すずがダブル主演を務める同ドラマは、ポンコツ探偵(櫻井)と天才すぎる助手(広瀬)を中心に繰り広げられる1話完結型のミステリー。初回の平均視聴率は11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、最新回の第2話も9.5%と、まずまずの注目度といえる。

 記事によると、櫻井は「負の感情を出すのが苦手」との理由から、「シリアスな役よりも、コミカルな役をしたい」と制作サイドに注文したという。その結果、ポンコツ探偵というキャラができあがり、物語の核である“消えた父親捜し”というシリアスな部分は広瀬の演技力でけん引することになったと伝えている。

 全メンバーが主演俳優として活躍してきた嵐だが、それぞれ異なる魅力を発揮してきた。活動休止中の大野智は、主演ドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系/16年)や映画『忍びの国』(17年)といったコメディとシリアスな要素が混在する作品を絶妙な匙加減で演じるオールマイティなイメージで、櫻井とは対照的に“負の部分”を出すことがうまい印象もある。さらに他のメンバーをこれまでメディアで伝えられてきた情報をもとにタイプで分けるとすれば、二宮和也は“天才肌”、松本潤は“細かいこだわりと事前リサーチ”、相葉雅紀は“日常的な役作り”といったところだろうか。

 櫻井は主演ドラマ『ザ・クイズショウ』(日本テレビ系/2009年)や『ブラックボード~時代と戦った教師たち~』(TBS系/12年)の役作りで身体を絞るなど、クランクイン前に外見的な作り込みを行うことで知られている。特に堀北真希とダブル主演を務めた『特上カバチ!!』(同、10年)で演じた味覚オンチの行政書士補助者役や、『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系/11年)でのマイペースな執事役は「当たり役」と評判だった。

 その一方で、「役に合ってない」との指摘が続出してしまったのが、『家族ゲーム』(同、13年)で演じた心に影を持つ家庭教師役。ミステリアスな主人公のキャラが話題を呼び、最終回は平均視聴率16.7%を記録したが、当時、視聴者から「櫻井くんの演技が最後までしっくりこなかった」という声は多く、本人が「負の感情を出す役は、自分には合わない」と強く自覚したのは、同作がきっかけであった可能性もありそうだ。
(文=北河花)

<ライタープロフィール>
『人間・失格~たとえばぼくが死んだら~』(TBS系)の堂本剛に衝撃を受けて以来のジャニーズウォッチャー。大野智主演『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の続編放送を夢見ながら執筆中。

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