新田真剣佑、ハリウッド進出で主演クラス確定報道… 「人気漫画の実写化」で『進撃』『ワンピ』など原作候補に注目集まる

斉木順

 5月から本格的に海外進出する意向が伝えられていた俳優の新田真剣佑が、いきなりハリウッド映画で「主演クラスの大役」をつかんだと報じられた。異例の好待遇で現地での評価も高いといわれ、渡辺謙や真田広之らを超える「世界的日本人俳優」に成長するのではないかと早くも期待を集めている。

 現在、真剣佑は竹野内豊が主演するドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)にレギュラー出演しているが、それを“最後”に5月から活動拠点をアメリカに移し、本格的にハリウッドに挑戦すると伝えられている。

 いくら日本で人気でも海外で成功するのは容易ではないとの見方もあったが、発売中の「女性自身」(光文社)が『真剣佑 米国本格進出でギャラ億超え!』などと題し、一昨年の段階でハリウッド映画の主演クラスに内定していたと報じている。

 当該のハリウッド映画は「日本の超人気漫画の実写化」で、今年5月から撮影予定だという。ハリウッドデビュー作となった2018年の映画『パシフィック・リム:アップライジング』では、ほとんどセリフのない脇役だった真剣佑だが、今回は主演クラスでギャラも「億を超える」という異例の超好待遇だそうだ。

 真剣佑といえば、サニー千葉の愛称で海外でも人気を博した父親の千葉真一から俳優としての英才教育を受けており、千葉の「ネイティブの英語がしゃべれなければアメリカでは認められない」という持論から、ハリウッドのあるロサンゼルスで生まれ育った。

 ハリウッド進出に絶対に必要な「英語力」は文句なしで、幼少期から空手を習ってジュニア大会で優勝を果たすなどアクション能力も抜群。現在24歳で、これまで海外進出を果たした日本人俳優に比べると圧倒的に若く、伸びしろの大きさも魅力的だ。

 もし主演クラスで出演するというハリウッド映画が成功すれば、真剣佑は瞬く間に世界的スターの座に駆けあがることになるだろう。

 しかし、その一方で不安の声も。同記事の「日本の超人気漫画の実写化映画」という一文に引っかかった人が多く、ネット上では「不安しかない」「漫画の実写化だけでもヤバイのにアメリカで?」「真剣佑はいいけど漫画の実写化って…」といった意見が相次いでいる。過去に、日本を代表する大ヒット漫画『ドラゴンボール』がハリウッドでトンデモ実写映画にされてしまった経緯もあるだけに警戒している人が多いようだ。

 近年、ハリウッドでの実写化企画を報じられた日本の人気漫画としては『進撃の巨人』や『AKIRA』、『NARUTO』、『ONE PIECE』(※Netflixによるハリウッド実写ドラマシリーズ)などが挙げられる。また、アニメ原作では『君の名は。』や『カウボーイビバップ』、『機動戦士ガンダム』などの実写化企画が動いていると伝えられた。

 ハリウッドは企画倒れになってしまうケースも多いため、このなかに5月から実写版の撮影が開始されるという作品があるのかどうかはわからない。だが、いずれにしても漫画の実写化に「危険な香り」を感じる人が少なくないため、前述のように微妙な反応が目立っているようである。

 真剣佑の華々しい世界デビューに熱い視線が注がれるとともに、主演クラスで出演する「人気漫画の実写化映画」の正体にも注目が集まることになりそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

新田真剣佑、ハリウッド進出で主演クラス確定報道… 「人気漫画の実写化」で『進撃』『ワンピ』など原作候補に注目集まるのページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!