橋本愛「重大なスキャンダル記事」を危惧されるも… 報じられたのは「微笑ましすぎる日常」でファン安堵

斉木順

 女優の橋本愛が所属する芸能事務所「ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)」が、橋本への張り込みや接触取材を控えるよう呼びかける注意喚起の文章を発表した。「何かスキャンダルが?」「文春砲か」と心配の声が上がったが、微笑ましすぎる日常が報じられたことでファンが安堵している。

 今月9日、SMAは公式サイトで「橋本愛本人および親族を含む関係者への張り込み行為や、接触取材はお控えくださいますようお願い申し上げます」とマスコミに向けて異例の注意喚起。続けて「新型コロナウイルス感染拡大が懸念されている状況下でもございますので、何卒、ご理解ご協力をお願いいたします」と呼びかけた。

 この時、橋本に関する目ぼしい報道記事はなかったように見えたため、ネット上では「何かスキャンダルが出るってことかな」「まさか文春砲?」「大事な時期なのに勘弁して―」「大河どうなるんだ」などとファンから心配の声が続出した。

 現在、橋本は俳優の吉沢亮が渋沢栄一役で主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』に出演し、栄一の妻になるヒロイン・尾高千代を好演している。もし重大なスキャンダルが出れば致命傷になりかねず、ファンはヤキモキすることになった。

 ところが、注意喚起のきっかけのひとつになったとみられる記事は意外な内容だった。写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)のデジタル版が、11日に「橋本愛 つかの間のオフにクレープ&人気バンドのライブへGO」と題した記事を配信したのだ。

 記事によると、橋本はある日の夕方に東京・渋谷の人気ガレット店でクレープをテイクアウトし、そのまま車に乗り込んで大ファンのロックバンド・女王蜂の日本武道館ライブへ。ライブを満喫した後は自宅へと帰っていったという。

 女王蜂の初の武道館ライブが開催された2月末の出来事とみられ、記事には橋本が両手で大事そうにクレープを抱えている微笑ましい写真が掲載されている。

 同記事は、今月2日発売の「FRIDAY」本誌にも掲載されていたのだが、平和な内容だったこともあってそれほど注目されていなかったとみられる。結果、ファンが取り越し苦労をすることになってしまったようだ。

 これにネット上では「クレープ両手で握りしめてる橋本愛ちゃん可愛すぎ!」「橋本愛ちゃん、何かあったのかと思ったらクレープ買って女王蜂のライブに行っただけで可愛すぎた」「オフでもこれだけ可愛いってすごい」といった声が。重大なスキャンダルでなかったことに安堵している人も多いようだ。

 その一方で「たまの休みの日まで追いかけられて可哀想」「ただの日常まで記事にされちゃうの?」「大したネタが撮れなかったからって、クレープ買ってるところを狙わなくても」などと同情の声も上がっている。

 SMAは親族や関係者への接触取材等も控えるよう呼びかけていたため、おそらくは「大河女優」となった橋本のスキャンダルを狙って複数のマスコミが動いているのだろう。だが、写真週刊誌の代表格ともいえる「FRIDAY」が張り込んでやっと撮れたのが「クレープを両手で抱えている姿」だけだったのだから、その点で心配はなさそう。

 しかし、今後も大河ドラマの評判が上がれば上がるほど橋本はマスコミに狙われやすくなるとみられる。人気者の宿命とはいえ、しばらくは気の休まらない日が続きそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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