元SKE48・北川綾巴「50万円で個室焼肉」への“パパ活”批判にコメント! 高橋みなみも「擁護」でネット賛否

斉木順

 元SKE48の北川綾巴が、自身が実施しているクラウドファンディングに「パパ活と同じでは」といった声が上がっている件について、6日に放送された『バイキングMORE』(フジテレビ系)でコメント。さらに、元AKB48グループ総監督の高橋みなみが「擁護」したことで、賛否を呼んでいる。

 北川は2019年にSKE48を卒業し、先月末に名古屋を拠点に活動する新アイドルグループをプロデュースすることを発表。結成の準備資金を集めるため、クラウドファンディングを開始した。

 クラウドファンディングは、支援金額によって2000円で「お礼メール」、3000円で「限定生写真」、5000円で「限定タオル」といったリターンが得られる仕組みで、ここまでは他のクラウドファンディングとそれほど大差ない。

 だが、最高額の「50万円」のリターン内容が物議の的になった。50万円のリターンは2種類あり、ひとつは「北川綾巴と個室で焼肉を食べながら語る権利&食事終わりで宛名とコメント付き2ショットチェキ」、もうひとつは「北川綾巴とカラオケを楽しめる権利&カラオケ終わりで宛名とコメント付き2ショットチェキ」だ。どちらも制限時間は90分程度となっている。

 つまり、50万円支援すればあこがれの元アイドルと個室で焼肉やカラオケが楽しめるというわけだが、これにネット上で「パパ活ではないか」という声が相次いだ。ちなみに、4月7日現在で定員2名の焼肉、定員1名のカラオケ共に「完売」に。そのおかげもあって目標金額500万円に対し、すでに約360万円が集まっている。

 6日放送の『バイキングMORE』でこの話題が取り上げられ、VTR出演した北川は「スタッフさんが他のアイドル関係のクラウドファンディングを見て研究して考えてくださいました」と、物議を醸しているリターン内容について説明。さらに「本気でプロデュースをしていきたいと思っているので支援していただいた方には、もちろんそれなりのありがとうの気持ちをしっかり返していこうと思ってます」とも語り、プロジェクトへの真剣な思いを訴えた。

 だが、司会の坂上忍は「オジサンには理解できない」「ファンの方から直接お金をいただくという感覚がない」とバッサリ。理解に苦しんでいる様子の坂上は、AKB48グループ初代総監督で番組コメンテーターを務める高橋にコメントを求めた。

 高橋は事前に北川のクラウドファンディングのページをチェックしてきたそうで、そこにプロジェクトを立ち上げた理由や資金の使い道などが具体的に記されていたと証言。続けて、ファンはページを読んで納得した上で「彼女の夢を応援したいと思って支援されている」とし、リターンについて「形としてお礼をすることは『ちゃんとしている』と思いました」と語って北川を擁護した。

 また、高橋は「48グループは他のアイドルグループよりファンとの距離が近いので、本当に知り合いみたいな気分。だから、お友達が頑張っているから投資するよって感覚だと思う」とも指摘。坂上は完全には納得していなかったものの、48グループ独特の感覚やルールの範囲内であることは理解したようだった。

 これにネット上でも「クラファンはそういうもの」「無駄にCD大量買いして握手するより健全では」「アイドル出身という経歴を上手に使ってる」「推しを90分も独占して焼肉やカラオケまでできるならむしろ良心的」と理解を示す声が。だが、その一方で「やっぱりパパ活との違いがわからない」「擁護の理屈が厳しい」「元SKEのイメージ悪くなってるからなあ」といった批判も変わらずに寄せられている。

 本来はルール範囲内でそれほど批判されるべきことではないはずなのだが、今年3月に別のアイドルグループのメンバー(現在は卒業)が高級ホテルで男性と会っていたとして「パパ活疑惑」を報じられたり、同じSKE48の元メンバー・山田樹奈が投資詐欺などの疑いで逮捕されたりといった事件が相次いだため、それが世間の拒絶反応につながっている面もありそうだ。

 いずれにしても、高橋の擁護もあってクラウドファンディングは大成功となりそうな気配の北川。「会いに行けるアイドル」というビジネスモデルが崩壊した今、クラウドファンディングはアイドル界の新たな定番となりそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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