田中圭、土屋太鳳の「いっぱい飲む」発言を大慌てで制止! 泥酔騒動すっかり“ネタ”化で快進撃に影響なし

斉木順

 俳優の田中圭が、5日に都内で行われた主演映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(5月7日公開予定)の完成披露イベントに出演。ヒロイン役の土屋太鳳が田中のお酒にまつわるエピソードを披露しようとしたところ、田中が話を制止する場面があった。「あの騒動」によって今後を危惧する声もあった田中だが、すっかり笑いの“ネタ”にしているようだ。

 同映画は、1998年の長野オリンピックで大逆転の金メダルを獲得し日本中を感動させたスキージャンプ団体チームを陰で支えた25人のテストジャンパーたちの姿を、実話を基に描く。

 田中と土屋は映画『哀愁しんでれら』に続いての夫婦役で、土屋はイベントで「安心感というか、心と心をつなげてくださる。お芝居をしても刺激をくれる」と田中を称賛した。

 さらに、土屋は田中の座長っぷりについて尋ねられると「いいところがいっぱいあるんです。みなさんをご飯につれていってくれたりとか……」とコメント。田中は土屋からのべた褒めに満更でもないそぶりだったが、土屋が「みんなを仲良くさせるために『自分がいっぱい飲むぞ』みたいな……」と言いかけると態度が一変。田中は慌てて「土屋さん、1回、その話はやめようか。わかんないけど、これ以上、土屋さんがしゃべるとおかしなことになるような気がちょっとしたから!」とストップをかけた。

 これに会場から笑いが漏れ、意図を察した土屋は「そこを言いたかったんじゃなくて(笑)。お芝居でも引っ張ってくれましたし、チームを大切にして現場を引っ張ってくれました」と真意を説明。田中は「(土屋は)何も悪いことしてない。ただただ、俺がちょっと嫌な予感がしただけ」と返し、笑いを誘っていた。

 田中といえば、昨年9月にNHKが「タクシー泥酔事件」を報道。同年8月の早朝、都内の飲食店からタクシーで帰宅する途中に泥酔状態で料金の支払いができなくなり、警察署に保護される事態になったと伝えられた。ほどなく警察署のソファーで目覚めたという田中は、報道時にはとっくに料金の支払いを済ませており、それほど大きなトラブルではなかったが、NHKで報じられたことで騒ぎになってしまった。

 また、同年7月には出演していたドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)の撮影で二日酔いのまま現場入りし、主演の石原さとみに「集中してくださいよ…」と叱責されていたとも伝えられていた。

 お酒にまつわる失敗エピソードが続き、今年に入ってからドラマ出演が途絶えたことで「泥酔騒動が原因でテレビから消えた」「局やスポンサーが敬遠している」などと一部メディアで報じられたこともあった。

 しかし、実際は今のところドラマ出演の予定がないというだけで映画は相変わらずの目白押し状態。今回の『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の宣伝でバラエティ露出も増加しており、その後も9月公開予定の『総理の夫』、12月公開予定の『あなたの番です 劇場版』と主演作が立て続けに控えている。

 さらに、俳優の千葉雄大と共にMCを務める音楽番組『MUSIC BLOOD』(日本テレビ系)が今月2日からスタート。また、一部では「7月クールのドラマにメインキャストで出演する」とも報じられている。「テレビから消えた」「干された」などとは到底思えない状況だ。

 田中が「泥酔事件」を自らイジって笑いにしているのも、騒動の影響がほぼなかったことの証拠といえそう。ただ、座長として仲間の結束を強めるために率先してお酒を飲みまくるのは、もうほどほどにしておいた方がよさそうだ。
(文=斉木順)

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