King & Prince、SMAPやももクロと“同じ試練”乗り越え、“国民的アイドルグループ”へ邁進

大西かずや

 King & Princeの岩橋玄樹が、3月いっぱいでグループ脱退およびジャニーズ事務所から退所することが発表された。4月からは5名で活動していくことになり、ファンからは惜しむ声が寄せられる一方、「絆がさらに強まった」「躍進に期待」などとポジティブな意見も寄せられている。

 2018年5月にCDデビューしたKing & Princeだが、岩橋は同年10月にパニック障害の治療に専念するため翌月から活動を休止。復帰を切望されていたが、今回公式サイト上で「この先もこれ以上待たせてしまう事が、本当につらく感じてしまいました」との心情を明かしている。

 脱退&退所を決断するにあたり、メンバー6名で話し合いを行い、ファンクラブサイトで公開された動画では、残りのメンバーがこの件について報告。リーダーの岸優太が「彼がどこにいたって、ずっと親友ですから。彼の今後の人生もサポートしていきたいです」と語ったことで、ファンの涙腺を緩ませた。

 メンバーは笑顔を見せていたものの、デビュー前から苦楽を共にしてきただけに、ファンと同様に悲しい気持ちを抱えていることだろう。

 ただ、事務所の先輩グループ・SMAPは、同じく6名体制でデビューしたものの、森且行が1996年にオートレーサーへの転身を理由にグループを脱退。最後のテレビ出演となった冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)では、リーダーの中居正広が号泣する場面もあったが、それ以降は“森の分も”とメンバーが奮起し、“国民的アイドルグループ”と称されるまでに躍進を遂げた。

 さらに人気アイドルグループ・ももいろクローバーZも同じく、CDデビュー時は6名体制だったが、2011年4月にサブリーダーの早見あかりが女優の道へ進むため脱退。メンバーは“涙の別れ”を経験したが、これを機に旧グループ名・ももいろクローバーから現在の名前に改めてリスタートし、翌年末放送の『NHK紅白歌合戦』に初出場するほどのブレイクを果たした。

 グループを離れた理由はそれぞれ異なるが、“別れの試練”はKing & Princeの今後の活動にも影響を及ぼすことだろう。

 SMAPと同じく“国民的”と称される嵐が昨年末にグループ活動を休止したことで、ファンの間では「嵐の後釜候補に?」との声も挙がっているKing & Prince。思うように活動ができなかった岩橋の分も含めて、今後はより一層の活躍を期待したいところだ。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
 大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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