KAT-TUNの上田竜也が、嵐の櫻井翔と女優の広瀬すずのW主演で4月から放送されるドラマ『ネメシス』（日本テレビ系）で、久々の連ドラレギュラー出演を果たすことが発表された。上田が“アニキ”と慕っている櫻井とはドラマ初共演となる。
同ドラマは、広瀬演じる天才助手・美神アンナと櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所に舞い込む難事件を次々と解決していく推理ミステリー。上田は、依頼されたものは何でも作ってしまう職人気質の謎の道具屋・星憲章を演じる。
星は映画館の地下に仕事場を構え、部屋の至るところにホラー映画のグッズやチェーンソー、血まみれの斧などが置いてあるという、ただならぬ雰囲気のキャラクター。無類の駅弁マニアでもあり、レアな駅弁を持参しないと依頼を受けないというクセの強い役どころとなっている。
ネット上では、上田にとって念願ともいえる「櫻井アニキとのドラマ初共演」を喜ぶファンの声が続出。「上田くん、アニキと初共演おめでとうー！」「上田くんの出演決定でネメシスがますます楽しみに！」「上田くん、アニキと共演できてよかった」といった祝福コメントが飛び交っている。
また、番組公式Instagramなどで上田のキャラクタービジュアルが公開されたのだが、そのルックスに驚く人も多数。いつもは金髪で髪を逆立てているイメージが強いが、今回の役柄では黒髪になっているのだ。これにSNS上では「黒髪の上田くん可愛い！」「ドラマの期間だけでもどうか黒髪のままで…」「やっぱり上田くんは黒髪似合うわ～」「黒髪で丸くなった上田くん、好感しかない」といった声が寄せられている。
上田といえば、ジャニーズきっての“オラオラ系”キャラ。以前からボクシングを習っていることを明かし、最近は「軍隊格闘技」に手を出していることも告白。「何を目指してるの？」と尋ねられて、まさかの「殺し屋みたいな…」と物騒な発言をするほどの武闘派でもある。
仲のいい後輩のジャニーズWEST・重岡大毅が「ふざけて“たっちゃ～ん”っ呼んでみたら角材を持って追いかけてきた」とテレビ番組で上田のワイルドすぎるプライベートを明かし、それに上田が「あいつ、ほんとに豚のエサにしてやろうと思ってんですよ、いつか」とアイドルとして完全NGなコメントをしたことなども大きな話題になった。
以降は「KAT-TUN＝角材」というイメージがついてしまったほどインパクトが強く、KAT-TUNの公式グッズとして三角柱状のペンライトが販売されると「角材ペンラ」と呼ばれる事態となった。
3人体制になってからはKAT-TUNの“ヤンチャ”要素をすべて背負っているといっても過言ではない上田だが、ファンからは「丸くなった」「最近の上田くんは可愛い」といった声も多数。音楽特番のジャニーズシャッフルメドレーでNEWSの『チャンカパーナ』を歌うもほぼ踊らずに突っ張った態度を見せたが、数日後に先輩の堂本光一から「ちゃんと踊った方がいいと思うぞ」と諭されると、上田は「じゃあ僕、チャンカパーナ練習してきます！」と素直に返答していた。
さらに、KAT-TUNとして大トリを務めた3月24日放送の音楽特番『Premium Music 2021』（日本テレビ系）でも終始キラキラとした笑顔を浮かべ、ファンから「上田くんがニコニコしていて可愛い」といった声が上がっていた。
アイドルらしからぬキャラクターで独自のポジションを築き、角が取れて徐々に穏やかになってきたことで好感度を爆アゲさせている上田。念願の“アニキ”とのドラマ初共演は、再ブレイクの前触れなのかもしれない。
（文＝斉木順）
＜ライタープロフィール＞
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。
