大島優子との『禁じられた2人』では、小嶋が大島から最後にキスを要求されるも場面も。
また、『恋のPLAN』では、卒業生の浦野一美、大江朝美、川崎希、駒谷仁美、戸島花、星野みちるらが観覧席に登場し、久しぶりの共演を果たした。
その後も、板野や篠田らによる『1994年の雷鳴』、高橋も含めた「ノースリーブス」としての『純愛のクレッシェンド』と、卒業生とのパフォーマンスが続いた。
中でも、前田との『桜の木になろう』では、時に見つめ合い微笑みながら切々と歌い上げる2人に、会場からは自然と手拍子が沸き起こり、最後には大きな拍手が会場を包んだ。
アンコール明けには、小嶋のこれまでの軌跡を遡っていく映像が上映され、ステージの上に吊るされたブランコに乗って、純白のドレスに身を包んだ小嶋が登場。
小嶋は「みなさん、今日は素敵な時間をありがとうございました。『いつでも卒業できる』、そう思っていたのに、いざとなるとなかなかできなくて…。(卒業した1期生の)みんなの背中を見ながら、『どうして私は卒業しないんだろう?』と思っていました。その理由が分かりました。『私はAKB48が大好きだからです!』」と涙ながらに告白。
そして、「正直この先、『AKB48』以上に好きなものに出合えるのか分からないけど、みんながいてくれるから次のステップに進みます。本当にみんな、いつもありがとう」と感謝した。
続く、アンコール1曲目の『夕陽を見ているか?』では、声を詰まらせて歌えなくなる場面もあったが、ステージに降り立った小嶋は、峯岸を含む1期生が歩み寄り声を掛けると、再び笑顔を浮かべた。
その後、ステージには現役メンバーも登場。
これまで遠慮して、なかなか打ち解けられなかったという「AKB48」の柏木由紀も、コンサートの途中での公約どおり、小嶋と固く抱き合った。
ラストの『ハート型ウイルス』では、小嶋は気球に乗ってステージから飛び立ち、会場内を移動。
そのまま正面ステージから離れて行き、「なんでそんなに遠くに?」と不思議がる他のメンバーたちに対し、小嶋は「時間がないの。今からミラノに行ってくる!」とまさかのコメント。
さらに、「『AKB48』をよろしくね。バイバイ!」と話すと、会場前に止められていたリムジンに乗り込み、颯爽と会場から姿を消した。