乃木坂46が“演劇界のパイ”を根こそぎ奪う? “コメディエンヌ養成”で女優業での躍進に期待高まる

永尾兼

 新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年から大打撃を受けているエンタメ業界。特に舞台や音楽イベントなどといった観客を動員する劇場公演は、延期や中止、座席数の削減など、現在の状況は惨憺たるものだ。

 ただ一方で、人気アイドルグループ・乃木坂46に関しては、メンバーの「出演決定!」というニュースが連日のように報じられているため、ファンの間では「演劇界のパイを根こそぎ奪うのでは」と期待の声が広まっているという。

 乃木坂46は2011年に結成され、その翌年に公演された1期生全員参加の舞台『16人のプリンシパル』以降、グループ単位やソロなどで数多くの舞台にメンバーが出演してきた。

 その勢いは今年に入ってからも止まることを知らず、3月19日から公演開始の舞台『雨の塔』に1期生の松村沙友理が出演することが決定し、さらに別作品では同期の生田絵梨花や樋口日奈、3期生の向井葉月&中村麗乃の出演が続々と決まっている。

 3月に入ってからも朗報が続き、1日に4期生の清宮レイ、同日に同期の筒井あやめの舞台出演も決定しファンをよろこばせたが、そのふたりを含めて4期生は昨年6月にスタートしたバラエティ番組『ノギザカスキッツ』(日本テレビ系)内でコントに挑戦している。

 昨年11月から番組名を『ノギザカスキッツ ACT2』に変え、新たに3期生のメンバー全員が加わったが、「コント日本一」を決める大会『キングオブコント』で準優勝した実績のあるお笑いコンビ・さらば青春の光に鍛えられ、笑いのセンスと演技力がメキメキ成長中だ。その経験がいずれコメディエンヌとして活躍する際の「大きな武器になる」として、ファンからは期待の声が寄せられている。

 乃木坂46は1期生の西野七瀬を筆頭に、多くのメンバーが卒業後も芸能界で活躍し続けているが、それは後輩たちにとって大きな刺激になっていることだろう。

 エンタメ業界における“乃木坂旋風”はコロナ禍にあっても止むことはなさそうだ。

(文=永尾兼)

<ライタープロフィール>
 AKB48にハマったのをキッカケに、女性アイドルの追っかけ兼ライターとして活動中。現在は坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)の記事を中心に執筆。元乃木坂46の橋本奈々未を永遠推し。

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