V6・三宅健、解散発表後初ラジオで本音吐露… 「悲しいときは悲しいと思ってもらえたらいい」

北河花

 11月1日をもって解散することを発表したV6のメンバー・三宅健が、パーソナリティーを務めるラジオの中でファンに向けて素直な気持ちを語った。

 解散発表後初の放送となった15日の『三宅健のラヂオ』(bayfm)。冒頭、「今日はこのラジオ聴いてくれているファンのみんなのために、この30分を使いたいと思っています。僕からの気持ちをちゃんとうまく話せるかわからないですけど、ちゃんと話したいと思っています」と切り出した三宅。「どれだけの人数の子たちが、どれほど悲しむのかっていうことを考えたら、発表する日がとっても怖かった」と発表前を振り返り、「みんなにとって、突然、世界が一変してしまう……、そんな出来事だと思うので、本当にびっくりさせてしまって申し訳ない」とファンを気遣った。

 舞台『藪原検校』に出演中の三宅は、石川公演に向かう途中でファンから寄せられたメールを読んだといい、「自分でもびっくりしちゃったんですけど、行きの新幹線でみんなの思いをひとつひとつ読んでいたら涙が止まらなくて。新幹線でひとり号泣してる自分がいて」と告白した。

 三宅はその際、「ファンの人たちにも自分の感情に素直になってほしい」と思ったといい、「悲しいときは悲しいと思ってもらえたらいい」「泣くだけ泣いて悲しんだほうが、それが人として正しい感情じゃないかなと思う」「みんなには我慢しないでほしいな」と呼び掛けた。

 さらに「その悲しみを長引かせないでほしい」と付け加え、「残りの7カ月半を、僕たちとファンのみんなが楽しまないともったいない」「最高の思い出にしたいし、最高の時間にしたい」と今の心境を語った。

 また、三宅は「もちろん30年、40年(V6が)続いていったら、そんな幸せなことはないし、そんなすごいことはない」としながらも、「でも、みんな(メンバー)がヨボヨボになるまでやってることが、はたしていいのか……ってことを思ったりなんかもする」と本音を吐露。「ジャニー(喜多川)さんが作ってくれたものを、一番きれいな形で大切な箱にしまえるのかも」と解散を肯定するような発言もあった。

 三宅の発言を受け、ネット上では「健ちゃんも同じ気持ちで泣いてくれてたのかと思うと胸が張り裂けそうでした」という声や、「ボロボロ泣いたら少しすっきりした。健くんいつもありがとう。そうだよね、Vを応援するうえで『楽しもう』を忘れたらだめだよね」「健ラヂを聴いて、ちょっと自分の中で気持ちの整理がついたのかな? 少しだけ視界が広くなったように感じる 健くんありがとうね」(すべて原文ママ)と感謝の言葉が相次いでいる。

 三宅といえば昨年、大みそかから元日にかけて放送された特番『日本中に元気を!!ジャニーズカウントダウン2020-2021~東京の街から歌でつながる生放送~』(フジテレビ系)の出演者にV6の名前がないことについて、自身のブログで「テレビでお知らせ頂くこの不条理。。。あれ?私、ジャニーズですよね!?」「カウコンの団扇も撮影していたので、私も出るものだと思って楽しみにしていたのに残念」と冗談めかしながらも複雑な心情を明かしていた。今年がV6にとって25周年のアニバーサリーイヤーであるため、ファンからも「V6が出ないのは不自然」「近藤真彦が35周年のときはカウコンに出たのに」と不満の声が上がっていた。
(文=北河花)

<ライタープロフィール>
『人間・失格~たとえばぼくが死んだら~』(TBS系)の堂本剛に衝撃を受けて以来のジャニーズウォッチャー。大野智主演『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の続編放送を夢見ながら執筆中。

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