前田敦子、AKB48のセンターは“孤独”だった? 女優業での“世界進出”に期待の声が集まる

永尾兼

 元AKB48で現在は女優として活躍する“あっちゃん”こと前田敦子が3月5日発売の女性ファッション誌「LEE」(集英社)に登場。アイドル時代からその動向を追ってくれているというモデルの浜島直子と対談したのだが、“センターの孤独”について語ったことでファンの注目を集めている。

 2005年にAKB48の初期メンバーとしてデビューし、12年の卒業まで“不動のセンター”と称されるなど絶対的エースとして活躍した前田。しかし、そのポジションについて浜島は「センターって、誰もいないから、孤独なんじゃないかって。当時は今より張り詰めた雰囲気」という印象を抱いていたという。

 これに対して前田は「やっぱり自分がちゃんとしないと、っていうのがあったので、力が入っていたし、すごく気が張っていました」と、センター時代の心境を赤裸々に告白した。

 現役時代は特に『シングル選抜総選挙』において、大島優子との熾烈な争いが話題になったが、ファン投票によってランク付けされてしまうため、少なからずメンバーに対して“ライバル意識”を持ってしまう部分があったのだろう。

 さらに、その大島から1位の座を奪い返した11年開催の『AKB48 22ndシングル 選抜総選挙』での「私のことが嫌いな方もいると思います。ひとつだけお願いがあります。私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」というスピーチは、グループ史上に残る名言としてファンの間で今も語り草となっているが、この発言からも当時は味方ばかりではなかったことが想像できる。

 また、秋元康プロデュースによる後輩グループ・乃木坂46では、デビュー曲から5作連続でセンターを務めた生駒里奈が6thシングルのポジション発表時、その重荷(センター)が白石麻衣へバトンタッチされたとわかった瞬間、安堵してステージ上で崩れ落ちた。このことからも、センターには相当なプレッシャーがかかることがわかる。

 こうした苦労を糧にして、現在は女優として活躍している前田だが、「お芝居って永遠に満足しないものだと思いますけれど、そこの追求は絶対続けていきたいです」と語り、飽くなき向上心を持っている様子だ。

 さらに最近はアジアの作品に興味があるらしく、「アジアで評価されるようになりたい」との願望を抱いているとのこと。浜島からは「努力家のあっちゃんならなれる!」と太鼓判を押されたが、アジアといわず世界に通じる女優になるべくさらなる躍進を期待したいところだ。
(文=永尾兼)

<ライタープロフィール>
 AKB48にハマったのをキッカケに、女性アイドルの追っかけ兼ライターとして活動中。現在は坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)の記事を中心に執筆。元乃木坂46の橋本奈々未を永遠推し。

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