広瀬アリス『R-1』初司会に「実力不足」と反省も… 番組は“巻き進行”の大混乱で同情と励ましの声
斉木順
放送後、広瀬は自身のTwitterで「R-1グランプリを観てくださった皆様、ありがとうございました。自分の実力不足だったと反省しております…本当にすみません……」などと、視聴者へ向けて感謝と謝罪の言葉を綴った。 さらに「スタッフさん、霜降り明星さん、すんごく優しくて、わたしは、今軽く泣いています」と周囲の気遣いに触れつつ、続けて「軽くじゃなかったわ涙止まらなかったわ。いや、本当に、現場の皆さんが優しくて。私噛み倒したしタイミングも間違えまくったから、あぁぁぁぁあって。温かい現場でした、、、もう一瞬で大好きになりました」と反省交じりに生放送を振り返っている。 実際、放送では進行にトラブルが生じることが多々あった。しかし、広瀬に問題があったとみる向きはほぼないようだ。 ネット上では「広瀬さんの力量関係なく番組側の進行が悪すぎた」「広瀬アリスはじめ司会者や演者に責任はない」「アリスちゃんは頑張ってたのに、番組の段取りがめちゃくちゃすぎ」「生放送の初司会であれだけやれたら十分。問題があったのは番組側でしょう」といった、広瀬への同情と励ましの声が相次いでいる。 番組では、視聴者参加型の「Twitter投票」が実施されたのだが、接続不良や反映の遅れによって進行がストップする事態が続出。さらに、途中でドラマの宣伝がはさまれるなどしたこともあり、明らかに時間配分が狂って途中からドタバタの“巻き”進行になってしまった。 その影響で大会の醍醐味である採点結果が一斉表示になり、麒麟・川島明、ハリウッドザコシショウ、マヂカルラブリー・野田クリスタルら審査員がコメントする機会も減少、中継リポーターのおいでやす小田に至っては「ほとんど出てこなくなる」という事態に。時間がなくなりすぎたのか、かが屋・賀屋のネタでオチを言う前にフライング気味に終了の音楽が流されるという珍事も起きた。 もはや「逆に伝説」といわれるほどの混乱ぶりだったため、その状況で初の司会を務め切った広瀬にねぎらいの言葉が集中しているようだ。
本人は反省しているようだが、むしろこのような状況で笑顔を忘れずに難しい司会をやり遂げたのは大きな勲章。漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の司会としておなじみになっている女優の上戸彩のように、お笑いコンテストの女神として定着する可能性もありそうだ。
(文=斉木順) <ライタープロフィール>
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