黒島結菜、朝ドラヒロイン決定で本格ブレイクへ! 勢いに乗るSMAの“後輩”森七菜にも「安泰」の声

斉木順

 女優の黒島結菜が、2022年前期のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』(106作目)のヒロインを務めることが決定した。女優として着実にステップアップを続けていた彼女の本格ブレイクに期待が集まっているが、その一方であの“移籍騒動”に揺れた若手女優にも「安泰」との声が上がっているようだ。

 ヒロインの発表は、3日に放送された同局の朝の情報番組『あさイチ』で行われ、黒島はドラマの舞台になる地元・沖縄から中継で生出演。ドラマのタイトルについて「心がワクワクドキドキする意味で沖縄でもよく知られている言葉です」と解説し、ヒロインに抜擢されたことについて「いつか自分もできたらいいなと心のどこかにあったので、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」などと素直に喜びを表現した。

 黒島は「NHK好み」の正統派の清純系女優で、2017年に人気コミックを実写化した同局のドラマ『アシガール』の主演を務めたことで注目度が急上昇。また、これまで朝ドラでは『マッサン』(2015年)と『スカーレット』(2020年)の2作に出演し、大河ドラマの『花燃ゆ』(2015年)や『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)にも起用され、若手らしからぬ実力派の顔を見せていた。
 
 また、黒島が所属するソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)はNHKとのパイプが太く、過去には事務所の先輩である倉科カナや土屋太鳳、二階堂ふみが朝ドラのヒロインを経験。ちなみに、今作でナレーションを担当することが決定したジョン・カビラも同事務所の所属だ。

 ルックス、実力、事務所の影響力と……すべてがそろった状態で「朝ドラヒロイン」が決定したとなれば、黒島の本格ブレイクはほぼ間違いなしといえるだろう。

 そんななか、同事務所とエージェント業務提携を結んだ女優の森七菜に「今後は安泰」といった声が上がっている。
 
 森は小規模な事務所に所属したままブレイクを果たしたが、今年1月に突然事務所のホームページからプロフィールが削除されたことで騒動に。ほどなく「SMAに移籍する方向で話が進んでいる」と報じられ、同月24日にSMAとエージェント業務提携を結んだことが発表された。

 一部では「世話になった事務所を…」などと森への批判が起きたこともあったが、その後は以前よりもメディア露出が増加。業務提携としながらも「実質的には完全移籍」とされ、飛ぶ鳥を落とす勢いのSMAの影響力を背景に騒動のマイナスイメージを吹き飛ばしてしまった格好だ。

 森は前事務所時代にも、昨年前期の朝ドラ『エール』に二階堂演じるヒロインの妹役として出演しているが、SMAに加わったことで将来的な「朝ドラヒロイン」の座が近づいたともささやかれている。黒島が本格ブレイクしたら、続けてSMAが森の売り出しに本腰を入れる……という展開もありそうだ。
(文=斉木順)

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