ジャニーズJr.内の人気ユニット「美 少年」のCDデビュー計画がストップし、嵐・松本潤の「裏方デビュー」のメドが立たない状況になっていると報じられている。
昨年から松本の「裏方転身」説がささやかれていたが、本人はそれを否定。実際、今年に入ってから2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演を務めることが決定したり、主演ドラマの劇場版『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE(仮)』が今冬に公開されることが発表されたり、新たな主演ドラマが内定したと報じられたりと、俳優として大車輪の活躍になることが確実になっている。
だが、松本は嵐のグループ活動休止に際して「依頼があるなら」と前置きしながらも演出業に前向きな姿勢を示していた。自身がプロデュースしていた嵐のコンサートがなくなった今、俳優業をしながら後輩グループのステージ演出を手掛けてみたいというのが本音なのだろう。
しかし、26日付の「東スポWeb」によると裏方デビュー計画に狂いが生じているという。その原因となっているのは、松本が目をかけているジャニーズJr.内ユニット「美 少年」のメンバーが活動休止になっている件だ。
昨年12月、メンバーの佐藤龍我が年上モデルとの熱愛を報じられ、高校生でありながら相手女性宅から学校に通っていたことなどが大問題に。佐藤は活動自粛処分となり、現在も復帰のメドが立っていない。メンバーが欠けたままのCDデビューは考えられず、間近と言われていたデビューは棚上げ状態となっているのだ。
松本は「美 少年」がアメリカのイベントに出演した際にお忍びで帯同し、昨年11月に開催された嵐の新国立競技場コンサート「アラフェス」にバックダンサーとして彼らを抜擢するなど期待を寄せていた。そのため、業界内では「次のCDデビューは美 少年」「プロデューサーは松潤」とささやかれていたのだ。
ところが、前述のスキャンダルに加え、ジャニーズ事務所は滝沢秀明副社長のお気に入りである「Snow Man」の売り出しに注力中。先にデビューしたKing & Princeを追い抜いて冠レギュラー番組が始まることも決定しており、事務所側は将来的に彼らを「ポスト嵐」のポジションに据えるのではないかともみられている。
デビューから1年しかたっていない「Snow Man」だが、ここで新たなデビュー組が誕生すると彼らのフレッシュさが損なわれてしまう危険性がある。業界内では「しっかりSnow Manを売り出して軌道に乗るまで新規グループのデビューはないのでは」といった推測もあり、一度ケチがついてしまった「美 少年」のデビューは大幅に遅れる可能性が指摘されている。
必然、そうなると「松本プロデューサー」の“デビュー”も遅れることになるだろう。どうやら松本は演出業との二刀流ではなく、しばらく「役者一本」での活動になりそうな気配だ。
(文=斉木順)
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