『ボンビーガール』恋愛リアリティーショー化が波紋! 視聴者が拒絶反応か

鈴木紬

「お金がなくても幸せに暮らそう」がコンセプトのバラエティ番組『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)で、23日の放送回から恋愛ドキュメント企画「幸せ!ボンビーLOVE~こんな私でも好きになってくれますか?」がスタートした。

 「ボンビー事情を抱えた恋に踏み出せない男女6人7日間の恋物語」をうたう同企画は、番組が用意したスマホを使って1週間限定でメッセージをやり取りし、デートなどを重ねた後、最終日に恋愛に発展したいと思う相手に自分のスマホから連絡するというルールだという。

 参加者は、28歳の俳優・ノリ、24歳のプロサーファー・たいし、25歳の声優の卵・しょうご、19歳で女優志望のTikTokクリエーター・りさ、26歳のすし職人見習い・あこ、26歳会社員・真世といった美男美女揃いの6人。番組ではメンバーの自宅に設置されたカメラの映像や初デートの様子、スマホでのやり取りの内容が放送され、番組公式YouTubeチャンネルでは未公開シーンが配信されている。

 同企画のスタジオパートでは、おしゃれなリビング風セットで進行役の水卜麻美アナウンサーやパネリストの劇団ひとりらが床に座りながら意見を述べており、その様子は『テラスハウス』シリーズ(フジテレビ系)を彷彿とさせる。

 また、VTRの演出を見ても、『テラスハウス』や『あいのり』(同)を意識しているのは明らかだろう。

 これまでとガラリと趣向を変えた新企画に、ネット上では「コロナ禍ならではの若者の葛藤やSNSから始まる恋愛など、時代を象徴する模様が見れて、大変興味深かったです」という声もあるものの、「何故あれだけ演出ありきで問題になった恋愛リアリティ企画にしてしまったのか」「もはやボンビー関係ない。好きな番組だったから残念」(すべて原文ママ)といった批判的な声も目立つ。

 ABEMAなどのネット番組では人気ジャンルとして定着している恋愛リアリティーショーだが、過剰演出や出演者へのバッシングが問題になって以降、拒絶反応を示す視聴者が増加したといえそうだ。
(文=鈴木紬)

<ライタープロフィール>
 芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。

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