『100日後に死ぬワニ』アニメ版に“ヒット請負人”神木隆之介を投入! ジンクス発動で“オワコン化”から大逆転?

斉木順

 昨年、Twitter上で連載されて社会現象を巻き起こした4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』を原作にしたアニメ映画『100日間生きたワニ』が、5月28日に公開されると発表された。同時に、主人公のワニ役の声優が神木隆之介に決定したことで“オワコン化”からの大逆転の可能性がささやかれている。

 『100日後に死ぬワニ』は原作者・きくちゆうき氏のTwitterで100日間にわたって連載され、昨年3月20日に掲載された最終話が約214万件の「いいね」を集めるなど大ブームを巻き起こした。ところが、皆が余韻に浸っていた終了直後にグッズ化や映画化などが発表されたことでファンの反発を呼び、グッズショップが閑古鳥状態になるなどブームは急速に沈静化。早々に“オワコン化”したことで、発表されていた映画化の先行きを危ぶむ声が噴出していた。

 そんななかでの公開日が発表され、声優としてワニ役に神木、親友のネズミ役に中村倫也、モグラ役に木村昴、ワニが恋するセンパイ役に新木優子が出演することが決定した。

 なかでもアニメファンが注目したのが神木の起用だ。俳優として評価が高い神木だが、それ以上に声優としての“ヒットメーカー”ぶりは有名。『千と千尋の神隠し』『君の名は。』『ハウルの動く城』『天気の子』など、声優として出演した作品が軒並み大ヒットしているのだ。

 俳優として出演した『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』を含めると、邦画歴代興行収入記録ベスト10に出演作が5本もランクイン。そのうち4本がアニメ作品であるため、一部では「ボイスキャストに神木隆之介がいたらヒット確実」というジンクスまでささやかれていた。

 今回の発表に対してもネット上で「神木隆之介の投入で大ヒット間違いなし」「やべえ アニメ映画大ヒット請負人の神木くんがきた」「オワコン化したワニまでヒットさせたら神木くんのジンクスは本物」といった期待の声が寄せられており、大逆転の可能性が指摘されている。

 また、今作は『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督とその妻でアニメ監督でもある、ふくだみゆき氏が監督と脚本を担当。原作の内容に加えてワニが死んでからの100日後、大切なものを失った仲間たちのその後などオリジナルの展開が描かれる。さらに、コンテ・アニメーションディレクトとして『聖戦士ダンバイン』『伝説巨神イデオン』などを手掛けた“伝説のアニメーター”こと湖川友謙(こがわ・とものり)氏が参加することでも注目を集めている。

 アニメ界の“ヒット請負人”である神木の投入によって、まさかの『100ワニ』再ブームとなるのだろうか。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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