SixTONESの松村北斗が、デビュー曲の売上について尋ねられて「微妙な反応」をしたことが話題になっている。楽曲の売上などでSnow Manに「負け続き」になっていることが影響したとも推測され、物議を醸しているようだ。
松村は、14日に放送されたバラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)にゲスト出演。冒頭、司会の東野幸治から「デビュー曲、売れたんでしょ?」と質問される場面があった。
SixTONESのデビュー曲『Imitation Rain』は、Snow Manとの合作シングル『Imitation Rain / D.D.』として昨年1月にリリースされ、発売からわずか3日で累積売上が100万枚を突破した。誇るべき大記録のはずだが、松村は「はい、えーと……ミリオン達成」とぎこちなく答え、笑顔のない硬い雰囲気で微妙な反応となってしまった。
これについて、16日付の「日刊大衆」(双葉社)は『SixTONES、Snow Manに「ボコボコ惨敗」認識!?メンバーから漏れた本音!』と報じ、Snow Manとの“人気格差”が影響したのではないかと推察している。
2作目以降、両グループはそれぞれ単独でシングルをリリース。Snow Manは、昨年10月にリリースした2ndシングル『KISSIN’MY LIPS/Stories』で単独のミリオンを達成し、今年1月に発売した3rdシングル『Grandeur』も初週売上だけで80万枚を突破する大ヒットとなった。
一方、SixTONESは昨年7月に発売した2ndシングル『NAVIGATOR』や同11月にリリースした『NEW ERA』がハーフミリオン止まりという結果に。もちろん、それでも十分に好調なセールスといえるのだが、単独ミリオンが達成できなかったことで「デビュー曲はSnow Manのおかげでミリオンになったのでは」と揶揄する声が上がるようになった。
そうした事情があって、松村は胸を張って「デビュー曲でミリオンを達成しました!」と言えなかったのではないかと推測されているようだ。
3月に一斉に発売されるジャニーズ事務所の公認カレンダーの売上でも、Snow Manのカレンダーの予約数は他グループと比べて「頭一つどころか、二つ、三つほど飛び抜けている」というほどの圧勝。2位は「ポスト嵐」の最有力候補とされてきたKing & Princeとされ、SixTONESは3位に甘んじているという。
結果、すでにSnow Manは「SixTONESのライバル」という立ち位置になく、先輩グループのKing & Princeと「ポスト嵐」の座をめぐって争っているともみられているようだ。「公式ライバル」として売り出された経緯があるだけに、Snow Manの大躍進に対してSixTONESメンバーが複雑な思いを抱いているのは間違いないだろう。
デビュー曲を合作にして公式に「グループを競わせる」というジャニーズ事務所の戦略は大当たりかと思われたが、それがSixTONESのメンバーやファンへの“重荷”となっている可能性もありそうだ。
(文=斉木順)
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