NHKの近江友里恵アナウンサーが3月末で退局することを正式に発表。この影響で、関ジャニ∞・村上信五が『あさイチ』の3代目司会になるとの説がふたたび注目を集めている。
NHKは10日、近江アナが3月末で退職するのにともない、鈴木奈穂子アナウンサーが後任を務めると発表。近江アナは12日、キャスターを務める『あさイチ』の中で「3月いっぱいを持ちましてNHKを退職することになりました」「私の中に挑戦してみたいことができまして、新しく勉強してみたいことができました」と生報告した。同日にはInstagramで「家庭に入るんでしょう、とかフリーアナウンサーになるんでしょうとか言われるんですが、そういうことではまったくありません」と一部の憶測を否定している。
近江アナとともにキャスターを務めてきたお笑いコンビ、博多華丸・大吉については特に発表はないが、継続は難しいのではとの見方もある。3月29日からは同じ吉本興業の麒麟・川島明がMCを務める『ラヴィット!』（TBS系）の放送が始まり、『スッキリ』（日本テレビ系）の加藤浩次も含め、吉本芸人による朝の情報番組が同時間帯に乱立する状態に。さらに華丸は、14日から放送が始まったNHK大河ドラマ『青天を衝け』で西郷隆盛という大役で出演するほか、7月からは福岡市の博多座で主演舞台が始まるなど、俳優業でも大忙しだ。
昨年「女性セブン」2020年11月26日号（小学館）は、華丸・大吉に代わる「3代目」として、村上が今春から『あさイチ』のキャスターになる可能性があると報じていた。すでにNHKでは『NHK杯 輝け！！全日本大失敗選手権大会 ～みんながでるテレビ～』や『SONGS OF TOKYO』といった番組でのMC経験もあり、実力は同局からも十分に評価されているだろう。
後任の鈴木アナは「博多華丸・大吉さんが引っ張る『チームあさイチ』に少しずつ馴染んでいけたら」とコメントしていることから、近江アナと同時に華丸・大吉が番組を卒業するという可能性は低そうだが、『あさイチ』は視聴率の落ち込みも取り沙汰されており、年内にもキャスター陣を一新するリニューアルを図るということも考えられる。村上は以前から同局の花形である『紅白歌合戦』の司会を狙っていることを公言しているが、まずは「朝の顔」を射止めることになるのだろうか。
（文＝宇原翼）
＜ライタープロフィール＞
雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。ジャニーズやLDHを中心に、音楽・ドラマ・アニメ・バラエティ番組などを日々チェックしている。紅白出場の某歌手とはマイミクだったことも。
