菅田将暉&有村架純のW主演映画『花束みたいな恋をした』が2週連続“鬼滅超え”! “再タッグ”ドラマへの期待も高まる

新城優征

 菅田将暉と有村架純のW主演ということでも話題の映画『花束みたいな恋をした』が、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を抑えて2週連続で週末映画動員ランキング1位となった。

 坂元裕二によるオリジナル脚本、そして土井裕泰監督と、今なお高い人気を誇る2017年のTBS系連続ドラマ『カルテット』の再タッグ作でもある同映画は、大半が主演ふたりによる会話劇という、やや地味な印象のあるラブストーリーながら、公開2週目の週末(2月6日~2月7日)は前週を上回る興行成績を記録。恋人同士の5年間を生々しく描く内容が高く評価されており、SNSなど口コミを通じて人気が拡大しているようだ。

 『はな恋』人気がじわじわと広がりを見せる中、注目されているのが日本テレビ系の4月期土曜ドラマ『コントが始まる』だ。菅田が2019年1月期の『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(同)以来、2年ぶりに連続ドラマの主演を務める同作は、有村との再タッグも話題。W主演映画の公開からわずか数カ月で再共演となるのは珍しく、2月8日に同作の制作が発表された際はそのキャスティングが賛否を呼んだものの、『はな恋』で見せた息の合った芝居が期待される。

 菅田と共に売れないお笑い芸人トリオを演じるのが神木隆之介と仲野太賀、そして有村の妹役に古川琴音と、20代の青春群像劇を等身大で表現できる若手実力派俳優5名が揃ったことも大きなトピックだ。古川は『はな恋』にも出演していたため、余計に重なって見えるという声もあるが、SNSでは「好きな役者さんしかいない」「何このいいメンツ!」「『花束みたいな恋をした』思い出しちゃうのはともかく、このドラマ出演者すごい」など反響を呼んでいる。

 さらに、07年の『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)や14年の『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)といったヒット作を手がけ、19年の『俺の話は長い』(同)で第38回向田邦子賞に輝いた金子茂樹氏によるオリジナル脚本というのも、ドラマファンの興味をそそる。また、土曜ドラマ枠は現在放送中の『レッドアイズ 監視捜査班』が好調ということもあり、『コントが始まる』にいい流れを呼び込みそうだ。

 毎話コントから始まり、これが残り53分間の物語の重要な伏線になるという異色の構成となるが、『3年A組』に続いて菅田と組む福井雄太プロデューサーは「至高の俳優陣」を揃えたとし、「一見の価値あり」と意気込む。菅田と有村にとって『はな恋』に続くヒットとなるのか、注目したい。

(文=新城優征)

<ライタープロフィール>
ドラマ・映画好きの男性ライター。Netflix配信の海外ドラマなどの取材経験もあり。とある現場で間近で見た山Pの美しさが忘れられない。

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