『俺の家の話』第3話! 3分でわかるあらすじ 主人公が『スーパー世阿弥マシン』としてリング復帰もトラブル発生!

佐久間泰造

 TOKIOの長瀬智也が主演を務める連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)の第3話が2月5日に放送されました。

 全国に1万人以上の門弟をもつ能楽の『二十七世観山流宗家』の長男として生まれた観山寿一(長瀬)は、人間国宝である父・観山寿三郎との確執から17歳の時に家を出て大手プロレス団体に入門。その後は1度も実家へ帰ることなく、42歳までリングに立ち続けていました。

 ところがある日、寿三郎が危篤状態であると知り、命は取り留めたものの下半身に麻痺が残るため、その介護をしつつ跡取り修行をすることを決意。しかし、プロレスラーを辞めたことで困窮し、臨時でリングに復帰したところ、家にひとり残してしまった寿三郎が倒れ……というところで前回は終了しました。

 幸い、寿三郎の命に別状はなくすぐに退院するのですが、介護を疎かにした寿一は家族から責められてしまい、寿一はお金を稼ぐために外出していたとは言えず謝るばかりでした。

 また「能よりもプロレスが好き」ということが改めてわかり、今後の身の振り方に悩み始めたところ、以前の所属団体『さんたまプロレス』から正式に復帰の依頼が届きます。

 このオファーを受けるかどうか迷う寿一ですが、結局、能の動きなどを取り入れた覆面レスラー・スーパー世阿弥マシンとして、家族に内緒で復帰することに決めるのでした。

 その一方、家に戻って来た寿三郎は、終活プランを書いた「エンディング・ノート」を用意し、そこに書いた項目を実行していくことを家族に宣言。そのノートを寿一がこっそり見たところ、寿三郎の婚約者で介護ヘルパーの志田さくら(戸田恵梨香)と“一緒にやりたいこと”ばかりなのです。

 そのさくらは前回、寿三郎に対して恋愛感情はなく、遺産相続は介護で尽くした仕事に対する正当な報酬であることを寿一ら家族の前で告白。その真意を知りたいとして、寿一はさくらとふたりきりで話すのですが、さくらが男運のない母親のせいで幼少期からお金に苦労してきたことを知るのでした。

 寿一はさくらに月額3万円を渡し、寿三郎の“婚約者のフリ”をしてもらうことに。そんなさくらの献身的な介護によって、寿三郎は認知症のテストで『要介護1(日常生活において部分的な介護が必要。最も重度な状態は要介護5)』だったのが、『要支援2』へと1ランクだけ快方へ向かったことが認定されます。

 ただ、意識が以前よりもハッキリしたことで、さくらに“死の恐怖”を語るように。また、家族に対して「カッコ悪い」として、“恋人のフリ”をするように頼みます。そんな寿三郎を励ますべく、さくらは『エンディング・ノート』に書かれたプランを実行していくことにするのでした。

 そのプランのひとつが「プロレス観戦」だったのですが、奇しくも寿一が出場する試合だったため、会場に寿三郎が訪れていることを知った寿一は、プロレスラー復帰がバレてしまうのではないかとヒヤヒヤ。

 さらに、試合前には別れた妻・ユカ(平岩紙)から電話がかかってきて、新しい恋人との間に子どもができたことを告げられ、復縁に希望を抱いていた寿一はショックを受けてしまいます。

 そんな複雑な状況の中、試合を無事に済ませた寿一は素早く帰宅し、何事もなかったように振る舞うのですが、寿三郎の『エンディング・ノート』を盗み見たところ、「もう一度舞台に立つ」と書き加えられていることを知り、胸が熱くなったところで終了となりました。

 今回は“能とプロレス”どちらを取るかで揺れる寿一がメインに描かれましたが、死を目前にしてもなお舞台に執着する寿三郎の想いを知ったことで、今後にどのような影響を受けることになるのか。次回も見逃せない展開となりそうです。
(文=佐久間泰造)

<プロフィール>
高校卒業後、劇作家を目指し上京。舞台、映画、ドラマのレビューを中心にエンタメ系ライターとして活動中。メタボがちょっぴり気になる30代独身男。

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