Snow Man&SixTONESがキンプリを猛追… 「タッキーお気に入り」と「ジュリー氏管轄」でグループ戦略に大きな差
斉木順
Snow ManとSixTONEは滝沢氏のお気に入りグループ。滝沢氏は実質的にジャニーズの現場を取り仕切っているといわれ、その彼が猛プッシュしているのであれば優遇されるのは必然だ。 King & Princeはジャニーさんの秘蔵っ子グループだったこともあって、メリー喜多川名誉会長やその娘の藤島ジュリー景子社長の「管轄」といわれている。だが、メリー氏は高齢なこともあって引退状態にあり、ジュリー氏も現在は経営に専念して現場から離れているとされる。その結果、Snow ManやSixTONEに比べてグループの売り出し戦略がおろそかになっているとみられているようだ。 Snow ManとSixTONESは、かつてジャニーズが封印していたネットを使ったプロモーションを大々的に展開。それぞれYouTubeで公式チャンネルを開設し、デジタルネイティブ世代に効果的にアピールしている。だが、King & Princeはジュリー氏の「管轄」だったこともあってか旧来の売り出し戦略のまま、動画の独自配信などはしていない。 いくらKing & Princeがジャニーズ内で抜群の人気を誇るといっても、いまだ冠レギュラー番組が実現していないことからもわかるように一般層からの認知度はそこまで高いとはいえない。そんな状況で今の時代に大事なネット戦略が不十分となれば「後輩グループに追い抜かれるのでは…」と危惧する声が上がるのも無理ないところだ。 このままKing & Princeは経営陣の世代交代に翻弄され、Snow ManとSixTONESに猛追されることになるのか。いずれにしても、そう遠くないうちに「ポスト嵐」としてジャニーズを背負うグループが明らかになりそうだ。
(文=斉木順) <ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。