香取慎吾、3年ぶりの地上波MCで「テレビ復帰」加速! SMAP時代の映像を振り返るコーナー実現で… ジャニーズと和解の可能性

斉木順

 元SMAPで現在は「新しい地図」として活動する香取慎吾が、14日に放送される単発バラエティ番組『ニッポンのレジェンド発掘SP さいしょの人はスゴかった!!』(日本テレビ系)で約3年ぶりに地上波番組のMCを務めることが4日に発表された。これを皮切りに、ドラマに続いてバラエティでも「新しい地図」の“テレビ復帰”が進むとの期待が集まっている。

 同番組は、香取と渡辺直美の司会で先人たちの偉業や功績を学ぶ知的エンターテインメント。「写メール」を生み出した人や羽根つきギョーザを初めて考案した人、日本にキリンを初めて連れてきた人などをクローズアップし、再現ドラマや関係者インタビューで掘り下げていく。

 収録では、香取が冒頭から「『さぁ~始まりました!』って言うの何年振りだろう」と自虐を交えて笑いをとるなど、久々の司会に感慨深げな様子。香取にとっては2018年3月に終了した『おじゃMAP』(フジテレビ系)以来の司会となるが、収録後には「今回、久々にMCをやってみて、自分はMCのスイッチ持ってる人だったんだな、と思い出しました(笑)」とすぐに感覚が戻ったことを明かした。

 6日には名物特番『欽ちゃん&香取慎吾の第98回全日本仮装大賞』(日本テレビ系)にも出演するが、そちらは香取にとって司会ではなく「出場者をサポートする役」とのこと。今回の番組が地上波での正真正銘の「司会復帰」の場になったといえるようだ。

 2017年に香取、稲垣吾郎、草なぎ剛の3人がジャニーズ事務所を退所して以降、国民的スターだったはずの彼らのレギュラー番組が次々と終了。ジャニーズへの「忖度」が影響しているともいわれ、情報番組などにたまに呼ばれることはあってもバラエティ出演の機会は激減し、ほとんどテレビで3人の顔を見られない状況が続いていた。

 昨年8月には、香取がレギュラー出演しているネット番組で独立後の変化について「こんなにテレビに出られないものなのか」と思わず本音をこぼしたこともあった。

 だが、ここ最近は稲垣が昨年のNHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』に出演したり、草なぎが14日にスタートするNHK大河ドラマ『青天を衝け』に徳川慶喜役で出演することが決定したりと、NHKを中心に「ドラマ復帰」が進んでいた。

 さらに、香取が放送中のドラマ『アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~』(テレビ東京系)で5年ぶりに民放連ドラに主演。民放でも「解禁ムード」が広がっていく可能性が指摘されていたが、ついに日テレが香取のMC起用に踏み切ったといえそうだ。

 ネット上では「本当にうれしい、楽しみ!」「ついに民放バラエティに帰ってこれたんだね」「そのうちスマステや『ぷっ』すまが復活するかも」といった歓喜の声が続出。稲垣や草なぎも含め、3人の民放バラエティへの起用が広がっていくのではないかと期待を集めている。

 また、同番組では6人時代のSMAPの冠番組『愛ラブSMAP!』(テレビ東京系/1991年~1996年放送)の映像を振り返るコーナーがあるとサラリと告知されているのだが、これもファンにとって一大事。テレビ局がジャニーズ事務所の許諾なしでSMAP時代の映像を使用するとは考えにくく、このコーナーが実現したということは犬猿の仲にあるとみられていたジャニーズと「新しい地図」の雪解けを感じさせるからだ。

 もしジャニーズと「新しい地図」が和解したとなれば、絶望的とみられていたSMAPの「奇跡の再結成」にも希望が出てくることになりそうだ。
(文=斉木順)

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 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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