トラブル続出… 真綿で全身を締めつけられるような主人公が切なすぎる! 長瀬智也主演『俺の家の話』第2話への声

佐久間泰造

 TOKIOの長瀬智也が主演を務める連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)の第2話が1月29日に放送され、平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.8ポイントダウンとなってしまった。

 全国に1万人以上の門弟をもつ能楽の『観山流宗家』の長男として生まれた観山寿一(長瀬)は、人間国宝である父・観山寿三郎との確執から17歳の時に家を出て大手プロレス団体に入門。

 プロレスラーとして生きる道を選ぶのだが、左膝に大怪我を追って以降は妻のユカ(平岩紙)に愛想を尽かされて離婚し、ひとり息子である秀生(羽村仁成)の養育費を支払うために無理にリングに上がり続けてと、42歳にして身も心もボロボロ状態だ。

 そんなある日、寿三郎が危篤状態であると知り、命は取り留めたものの下半身に麻痺が残るため、その介護をしつつ跡取り修行をすることを決意。というところまでが前回の流れだった。

 今回は弟子たちに跡取りとして認められるよう試験に臨んだり、プロレスラーを辞めたことで養育費が払えずアルバイトをすることになったり、ユカが新しい彼氏とイチャつく姿を目撃してしまったりと、前回までに提示された数々の問題がさらにシビアさを増し、寿一を苦しめる展開に。

 あまりに多方面からトラブルが降り注ぐため、視聴者から「真綿で首を、どころか全身を締めつけられているようで切なくなってくる」「長瀬の背中から滲み出る哀愁が泣けてくる」などといった同情の声が寄せられている。

 ただ、これまで寿一のことを一度も褒めたことがない寿三郎が、能の稽古を始めたばかりの孫の秀生に対してはべた褒め。その様子を見て寿一が嫉妬心を露わにするなど、随所にほっこりするシーンもあるため、ドラマ全体のトーンは暗くならないでいる。前回はギャグがやや浮ついていたが、今回はシリアスな場面との調和がとれていたようだ。

 そして終盤には、経済的に窮した寿一が臨時でプロレスに復帰し、その間に家でひとりきりになった寿三郎が倒れる、というところで終わった。はたして寿三郎は無事なのか、寿一は様々なトラブルをどう解決していくのか、次回の放送を楽しみに待ちたい。
(文=佐久間泰造)

<プロフィール>
 高校卒業後、劇作家を目指し上京。舞台、映画、ドラマのレビューを中心にエンタメ系ライターとして活動中。メタボがちょっぴり気になる30代独身男。

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