人気イケメン俳優の中村倫也が1月28日発売の女性ファッション誌「CLASSY.」(光文社)に登場。かつての仕事上の悩みを語ったことでファンの注目を集めている。
現在34歳の中村は2005年に俳優デビューし、長い下積み期間を経て18年上半期に放送されたNHK朝ドラ『半分、青い。』で本格ブレイクを果たした。
その間に様々な役を演じたことから、一部ファンの間では“カメレオン俳優”とも称されているが、若い頃は「『やる気あるのか』ってよく怒られてましたね。誰よりもやる気に満ちていて、心の炎を燃やし尽くそうとしている男なのに」という悩みを抱えていたという。
この外見と内面のギャップによって、「10代の頃から何を考えてるかわからないって言われ続けてきました」と打ち明けたが、「基本的にヘラヘラしてる奴」という自己評価がパブリック・イメージになりつつあるだけに、「苦労してきたのは知ってたけど、さらに人知れず苦労してたんだね」「ちょっと意外だった」などとファンを驚愕させることになったようだ。
また、中村は2月11日から公開予定の映画『ファーストラヴ』で北川景子の相手役かつ窪塚洋介の義弟役を務めるが、そのオファーを受けた際に「引いた」という心境を、1月20日発売の情報誌「DVD&動画配信でーた」(KADOKAWA)内で語っている。
役者として食べていけるようになったのはここ数年のため、「いまだに作品ごとにビックリする」とのことだが、最近ではメインを張ることも多くなってきた。それだけに、SNS上では「もうとっくに“売れっ子状態”に慣れてるのかと思ってた!」「今もそういうスタンスなんだね。ビックリ!」など、驚きの声が上がっている。
大役のオファーに中村が身構えた一方、北川も同じく業界では少ないという同い年の俳優との共演を前に「すごく緊張していた」とのこと。しかし、中村いわく「僕のヘラヘラした性格が功を奏した」とのことで、撮影中に緊張は解けたという。
また、昨年10月期に放送された『この恋あたためますか』(TBS系)では、連続ドラマ初主演を飾った森七菜の相手役を務めたが、撮影の合間には作品のテーマであるスイーツについて語るなどして、森をリラックスさせていたというエピソードもある。
現場の雰囲気を円滑に和ませることができるのは、苦労を重ねてきたからこそといえるだろう。今後も共演者やスタッフに愛され、長年応援してきたファンを楽しませる活躍を期待したいところだ。
(文=大西かずや)
<ライタープロフィール>
大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。